お客さまの声から紡ぎ出すインクルーシブな顧客体験、日本航空のR30のホープ

次世代を担う若手マーケター・クリエイターを紹介する月刊『宣伝会議』の連載『R30のホープたち』。新たな時代を担うホープたちはどのようなポテンシャルを秘めているのだろうか。今回は、日本航空で活躍する黒田大智さんに話を聞いた。
※本記事は月刊『宣伝会議』1月号の転載記事です。

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黒田大智さん

日本航空
カスタマー・エクスペリエンス本部
CX推進部 企画推進グループ

2020年入社。顧客からの問い合わせに対する返信業務を経験後、2021年よりCX推進部企画推進グループに配属。障がいの有無などによらず、すべての人が同じように施設やサービスを利用できるよう、商品・サービスを企画ならびに実行する業務を主に担当。現在は、それらの経験を踏まえ、お客さまの声をもとに社内のPDCAをまわす業務に従事。

注目のマーケティングキーワード「カスタマージャーニー」

航空業界は「旅ナカ」で利用するイメージが強いですが、お客さまの体験は予約をする「旅マエ」から始まっており、ご自宅に手荷物を配送するサービスなど「旅アト」のフォローアップも重要です。この「旅マエ・旅ナカ・旅アト」というカスタマージャーニー全体を俯瞰し、「ペインポイントはどこにあるのか」を探す視点を常に意識しています。旅全体の満足度向上につなげていきたいです。

顧客視点の原点は「全員がリーダー」の経験

国内線・国際線合わせて197路線を運航し(2025年3月31日時点)、日本の翼として空の旅を提供してきた日本航空(JAL)。そんな同社のCX戦略の中核を担うCX推進部で、顧客一人ひとりの声に耳を傾け、より快適でインクルーシブなサービスの実現を担うのが、入社6年目の黒田大智さんだ。

2020年に障がい者採用で入社後、お客さまサポート室を経て、現在はCX推進部 企画推進グループに所属。障がいのある人をはじめ、搭乗の際に「お手伝いを必要とされる」人のための商品・サービスの企画から実行までを担当してきた。現在は、アンケートなどから寄せられる声を起点に、サービス改善のPDCAサイクルを回している。

大学では法学部を専攻した黒田さん。マーケティングとの出会いは、学部を問わず受講できた「グローバルリーダーシッププログラム」の授業だったという。

「実際の企業から出た課題に対し、学生がチームで解決策を考える授業でした。法学の授業より、こちらにのめり込んでいきましたね」と当時を振り返る。

5人ほどのチームで、全員がそれぞれの役割でリーダーシップを発揮するというユニークな授業スタイルのなかで、それぞれの強みを活かしながら、ひとつの目標に向かう面白さに目覚めた。この経験が、多様な視点を統合して価値を創造するマーケティングという仕事への興味を育んだ。

…この続きは12月1日発売の月刊『宣伝会議』1月号で読むことができます。

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