日本広告業協会(JAAA)は3月24日、広告業界の発展に貢献した個人やグループを顕彰する第61回「吉田秀雄記念賞」個人賞に新東通信 代表取締役会長の谷喜久郎氏を選定したと発表した。またグループ賞は、国内広告関連会社16社51人が参加した「OOH新共通指標策定プロジェクト」に贈られた。
5月29日に都内で開く定時総会後の記念式典で贈賞を行う。
「個人賞」を受賞した谷氏は1972年に新東通信を名古屋で創業して以来、地域に根差した独立系広告会社の発展に寄与してきた。2001年には地域広告会社コンソーシアム「メイシス」を設立し、地方創生型広告ビジネスの新たなモデルを確立した。
近年は2005年「愛・地球博」でのパビリオン・イベント企画や2026年アジア競技大会、アジアパラ競技大会マーケティングパートナー事業などに尽力。文化・スポーツ・教育の諸分野にも力を注ぎ、広告の公共的価値を高めてきた点が評価された。
グループ賞を受賞した「OOH新共通指標策定プロジェクト」は、OOH 媒体の広告価値を測るための業界標準メジャメントデータの確立を目的に、2021年1月に発足した。
関わったメンバーは16社51人で、所属会社はADK マーケティング・ソリューションズ、NKB、エムシードゥコー、大阪メトロアドエラ、オリコム、協立広告、ジェイアール東日本企画、電通、東急エージェンシー、博報堂、博報堂DYホールディングス、パス・コミュニケーションズ、ビデオリサーチ、Perion Network、メトロアドエージェンシー、LIVE BOARDの各社(50音順)。
コロナ禍でOOHへの接触状況が大きく変化する中で、長く課題とされてきた到達指標の確立に向けて業界横断で取り組み、2023年4月には12社による「日本版 OOH メジャメント標準化検討準備委員会」を発足。2025年9月18日には、ビデオリサーチを加えた13社で構成される一般社団法人「日本 OOH メジャメント協会(JOAA)」を設立した。
吉田秀雄記念賞は1964(昭和39)年に制定。同協会の前身である日本新聞放送広告業者協会の幹事長として、日本の広告業界の近代組織化を図り、今日の広告産業を築きあげた吉田秀雄氏(元電通・社長)の偉業と功労をたたえ、業績を記念するもの。

