リカバリーウェア戦国時代 価格で攻めるワークマンに対し、MTG「ReD」は2800店超の販路で攻勢

大泉洋を軸にしたプロモーションも注力

リカバリーウェアに注目が集まる中、新規参入やラインアップ拡大の動きが相次ぎ、市場はまさに「戦国時代」の様相を呈している。低価格帯を打ち出すワークマンや、航空・宿泊分野への導入を広げるTENTIAL、競技や大会との連携を強めるベネクスなどが存在感を高める中、MTGの「ReD」も販路の広さと日常使いのしやすさを武器に支持を広げている。3月9日には、タレントの大泉洋を起用した新テレビCMも公開した。

「ReD(レッド)」ブランドアンバサダーの大泉洋

日本能率協会総合研究所によると、リカバリーウェア市場は2024年に189億円、2030年には1700億円規模に達する見通しだ。CM展開や低価格モデルの投入を背景に、アスリート向けだった領域から一般層へと裾野が広がっている。

こうした流れを受け、多くのメーカーがリカバリーウェア市場に本格参入している。ワークマンは2021年から展開している「MEDiHEAL(メディヒール)」を、2025年9月1日から一般向けに販売開始した。4か月で319万点を販売し、今年に入ってからも1月から2月に214万点を販売するなど好調に推移している。手ごろな価格を強みに、半袖短パンは税込1290円、4月から投入する肌着タイプは税込990円とし、大衆化ニーズに応えている。

TENTIALは2026年4月ごろからANA国際線ファーストクラス全路線で「BAKUNE」の提供を始める予定で、丸ノ内ホテルや「FAV LUX」でも導入を進めている。ベネクスは1月にレアル・ソシエダとオフィシャルリカバリーウェアパートナーシップを締結した。AOKIもフリース素材やインナータイプを投入するなど、各社が売り場や利用シーンの拡張を急いでいる。

ReDの取り扱い商品カテゴリー。インナーウェア(男性用、女性用)、スリープウェア(男女兼用)、カジュアルウェア(男女兼用)

こうした中で存在感を高めているのが、MTGの「ReD」だ。2025年7月10日に発売し、12月までのシリーズ累計出荷枚数は100万枚を突破した。

ReDは、8種の天然鉱石を配合した血行促進繊維「VITALTECH」が、身体から放出される遠赤外線を吸収し、再び肌へ放出することで血行を促進する仕組みを採用している。

美容・健康領域で「ReFa」や「SIXPAD」などを展開してきた同社は、20年間にわたって血流に着目してきたノウハウを持ち、睡眠時や休息時だけでなく、日中も着用できるリカバリーウェアの開発に取り組んできた。

そうした独自の繊維テクノロジーにより、薄さ1mm以下の生地でも一般医療機器「家庭用遠赤外線血行促進用衣」としての効果が期待できるVITALTECHの開発に成功し、服装を選ばず着用できる24時間リカバリーウェアとしてReDを立ち上げた。

ラインアップは、税込1980円のソックスから税込3万5200円のパジャマ上下セットまで幅広くそろえる。

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