女性は「何にでもなれる」 多様性を体現するバービーの歴史

3月は、誰もが知る人形「バービー」の誕生月。今月中旬、バービーのブランドメッセージ「You Can Be Anything」(あなたは何にだってなれる)を体現する「リアルバービー」の女性をたたえるイベントが、都内で初めて開かれた。初の受賞者であり、各界で活躍する女性として、俳優の渋谷凪咲さん、実業家の笹川友里さん、ダンサー・振付師のRuuさんに、特別仕様のバービーが贈られた。米玩具大手マテルの日本法人マテル・インターナショナルの石井恵三社長は、世界の女性に強いメッセージを伝えてきたことなどバービーの歴史やDNAを紹介し、「女性が勇気づけられ、次の一歩を踏み出すきっかけになれば」とあいさつした。

初の受賞者に選ばれた(左から)笹川さん、渋谷さん、Ruuさん

35種類の肌色、97種類の髪型、9つの体形、職業は250種以上——。これらは、マテル社が世界で販売されたバービー人形が表現してきたものだ。1959年に生まれてから、多様性や女性の可能性を示し、女性の社会進出について課題が残る社会のパイオニアに。昨今は、車いすや自閉症など、当事者の感覚に寄り添って特性を表した人形も誕生している。

女性活躍が叫ばれ、高市早苗氏が日本初の女性首相となった一方、厚生労働省の企業調査によると、2024年度の女性管理職の割合は、14.6%にとどまっている。その人間の世界に先んじて、女性活躍を実現したのが、バービーだ。1965年には、人間より10年も前に「宇宙飛行士」が登場。1968年には初のブラックドールがバービーの友人として製作された。そして、1985年には「CEOバービー」が女性活躍のモデルとして発売され、1992年には大統領候補バービーが「立候補」するなど、常にパイオニアとして走ってきた。

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(左)宇宙飛行士。(右)CEOバービー。

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