富士五湖のひとつ、西湖のほとりに新たな宿泊施設「A VILLAGE(エー・ヴィレッジ)」(山梨県富士河口湖町)が5月4日にオープンした。運営するのは、大手芸能プロダクションのアミューズである。
富士五湖のひとつ西湖のほとりに5月オープンした宿泊施設「A VILLAGE」
同社は2021年に都内から同地に本社を移転。アーティストや社員が交流や創作活動を行うクリエイティブ拠点として機能してきたが、その一部をリニューアルした。宿泊料はシングル2万円から、ジュニアスイート5万円から(オープニング価格)。ターゲットは週末を中心とした国内ファミリー層やインバウンド層に加え、企業の合宿やクリエイターの制作活動といったBtoB利用まで幅広い用途を想定している。
アミューズ本社のオフィスが併設され、アーティストやクリエイターが日常的に出入りする環境をあえて維持している点も特徴だ。
同社によると、本社移転当初は宿泊事業への参入構想はなかったという。戦略転換の背景にあったのは、特にインバウンド観光客が河口湖周辺に集中し、隣接する西湖エリアへの波及が弱いという地域課題だ。同社はすでに西湖エリアで、湖上アクティビティやレストランを事業展開している。宿泊施設によって、顧客単価と滞在期間の最大化を狙う。
今後の展開について同社は、チェーン展開による面的な拡大ではなく、本社を置く「西湖」や、アートプロジェクトを展開する香川県「豊島」など、既存拠点の深化に注力する方針を示している。

