キリンビールは、クラフトビールブランド「SPRING VALLEY BREWERY」のリニューアルに合わせ、「ホップの香り」にフォーカスした期間限定ストアを渋谷で開催。アロマと試飲を組み合わせた体験設計で、クラフトビールの奥深さを発信した。
※本記事は月刊『販促会議』2026年7月号の転載記事です
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クラフトビールならではの多様な味わいや楽しみ方を広めるため、キリンビールは “香り” にフォーカスした体験型イベントを開催した。
オリジナルアロマ体験ができる1階は、ホップ畑をイメージした白基調の内装。壁面には、「SPRING VALLEY BREWERY」の一部商品に使用される希少な日本産ホップ「ムラカミセブン」の開発ストーリーが描かれ、製品の背景にある物語を伝えた。オリジナルアロマは、嗅覚アーティストの和泉 侃氏が3種のホップをもとに再構築。「ムラカミセブン」の和柑橘を思わせる香りなど、ビールを特徴づけるホップの個性を表現した。飲み比べ体験者には、「ムラカミセブン」の香りから着想を得た限定のミニアロマスプレーをプレゼント。
イベントは、ビールの個性を決定づける「ホップの香り」に着目した2段階の体験で構成。まず1階で、嗅覚のアーティストが希少な日本産ホップ「ムラカミセブン」などから着想を得て調香した3種類のオリジナルアロマを体験し、その後に地下1・2階でビールの飲み比べを行うという流れだ。
同社 クラフトビール事業部の島嵜健介氏は「ただ試飲して『おいしかった』で終わるのではなく、事前に香りの魅力や違いを知ってもらうことで、飲む際の想像力や味わいのイメージが広がるよう設計しました」と語る。
また、飲み比べの体験者にはミニアロマスプレーを配布。帰宅後も香りでブランドを想起させ、店頭での購買へとつなげる導線も構築した。
香り体験後は、リニューアルした「JAPANエール 香」を含む、ブランドを代表する3種類のクラフトビールを500円(税込)で飲み比べできる。地下1階と2階は、飲み比べを体験できるBarエリア。ブランドの世界観を象徴する洗練された空間で、クラフトビールの奥深さを演出した
期間中は目標の1500人を上回る2400人が来場。参加者からは「ビールを香りで判断することが新鮮だった」といった声が寄せられたという。
島嵜氏は「日本のビール市場には『ビールの味は1つ』という固定概念がありますが、クラフトビールには無限の味わいと楽しみがあります。自社商品に限らず、クラフトビールというカテゴリー自体を広げ、ビール市場全体を活性化していくことが我々の使命。今後もブランド体験をマーケティングの重要な接点として展開していければ」と語る。
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