石油節約の白黒パッケージが「キャンパス」に 余白に絵を描くブーム広がる

中東情勢の先行きが不透明な中、石油由来の原材料の不足が懸念されるとしてカルビーがポテトチップスやかっぱえびせんの外装を白黒にすると発表して、1カ月が経った。5月25日から順次店頭に並び始めており、主力商品14品の白黒パッケージも見慣れてきた。

従来のパッケージ(後列)と、白黒パッケージ(前列)

従来のパッケージ(後列)と、白黒パッケージ(前列)

従来とは違い、色が無く、余白も多いデザインを活用する「お絵描き」が、SNS上で多く投稿されている。漫画家の一葵さやか氏が余白部分に絵を描いてXに投稿したことで動きが広まり、様々な人が自分の好きなキャラクターやデザインをパッケージに描き、投稿する流れが生まれている。

一葵さやかさんのXの投稿

投稿に対して、「企業が仕掛けた企画ではなくても、危機対応さえ話題になる。ピンチをチャンスに変えるのは、宣伝費ではなく、時に人の遊び心なのだと分かる事例」とのコメントも寄せられているほか、「カルビーさんでパッケージデザインコンテストとか企画してくれたりしないかしら きっと色々な方の作品が見られる楽しみがありそう」などと、カルビーへの要望も寄せられている。

カルビーは、パッケージに使うインクなどの原材料の調達不安定化を受け、商品の安定供給に支障をきたす恐れがあるとして、パッケージを変更した。理由を「商品を安定供給するための苦渋の選択」としており、当面の間は白黒2色のパッケージで提供する。また、商品の安定供給ができるとの見通しが立った段階で、元のデザインに戻す予定。同社は「地政学的リスクを含む事業環境の変化に、機動的かつ柔軟に対応しながら、安全・安心でご満足いただける商品をお届けできるよう努めてまいります」としている。

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