カンヌライオンズ2026、エンタメ&クラフト関連部門発表 adidas×Oasis施策が2冠

フランス・カンヌで開催中の「カンヌライオンズ国際クリエイティビティフェスティバル2026」。2日目となる23日夜(日本時間24日未明)にはエンターテインメント、クラフト関連部門の結果が発表された。Entertainment部門、Entertainment for Gaming部門、Entertainment for Music部門、Entertainment for Sport部門、Design部門、Digital Craft部門、Film Craft部門、Industry Craft部門のグランプリ作品をレポートする。

※掲載順は広告主名/商品名「作品名」(企画制作社名)

Entertainment部門(応募数656点)

adidas「Original Forever」
(Johannes Leonardo New York+adidas London)

Oasisの再結成に合わせ、adidas Originalsが展開したキャンペーン。サッカーのユニフォームを想起させるスポーツウエアなどのOasisとの公式コラボコレクションやブランドフィルムなどを通じて、バンドとadidasの長年の結びつきを、ファンが身に着け、体験できる形にした。ギャラガー兄弟は90年代からadidasを愛用しており、当時の写真にも同ブランドのアイテムがたびたび登場する。広告契約によってつくられた関係ではなく、音楽、フットボール、ファッションが交わる英国カルチャーの中で育まれた結びつきを、再結成の熱量の中でファンも共有できる価値に結びつけた点が特徴だ。

審査員長を務めたChris Beresford-Hill氏は、「多くのブランドが関連性を無理やりつくり出そうとしている」中で、「正しい瞬間に、正しいコミュニティに向けて、彼らの心を動かす価値あるものを提供した」と評価した。

Entertainment for Gaming部門(応募数216点)

Clash Royale「Copycats Welcome」
(DAVID New York)

写真

「Copycats Welcome」は、クラッシュ・ロワイヤルの模倣ゲームを遊んでいるユーザーに向けた取り組み。法的な対抗措置を前面に出すのではなく、模倣ゲームでの進行状況やゲーム内資産をクラッシュ・ロワイヤルに引き継げる仕組みを提示し、本家ゲームへの移行を促した。

Entertainment for Music部門(応募数318点)

Rosalía ft. Björk, Yves Tumor「Berghain」
(CANADA Barcelona+Rosalia Barcelona)

Entertainment for Music部門では、2作品がグランプリに選ばれた。ひとつは、Rosalíaの「Berghain」。Björk、Yves Tumorを迎えた楽曲で、審査員長を務めたMatt Murphy氏は、クラシックと現代性、ファンタジーと現実を融合させた点に触れ、視覚と聴覚の両面で強い体験を生み出したとしている。

adidas「Original Forever」
(Johannes Leonardo New York+adidas London)

写真

同部門のもうひとつのグランプリは、Entertainment部門でも最高賞を受賞したadidasの「Original Forever」。Matt Murphy氏は、ブランド、バンド、オーディエンスを統合した点を評価。古くからのファンのノスタルジーを再燃させるだけでなく、新しいファン層にも届く作品だったとコメントしている。

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