真夏の夜、赤レンガに蘇る“アンダーグラウンド・ディスコ” バブル前夜の熱気で若者×ミドル世代を狙い撃つ

横浜の観光名所として知られる「横浜赤レンガ倉庫」で8月8日から、初のディスコイベント「Disco Brick YOKOHAMA」が開かれている。8月23日までの16日間、17時から22時まで開催する。1970年代後半から1980年代初頭のディスコをテーマに、石野卓球ら国内外で活動するDJが出演する。

企画の背景にあるのが、近年の記録的な猛暑だ。横浜赤レンガは、暑さが和らぐ夕方から夜に夏の横浜を楽しめる屋外イベントとして企画。その題材として、横浜と歴史的なつながりを持つ「ディスコ」に着目した。

今回再現したのは、1970年代後半から1980年代初頭のアンダーグラウンドなディスコの世界観だ。 横浜赤レンガ倉庫の重厚な雰囲気の中に、ミラーボールやレーザーを配置し、クラシックなディスコミュージックから現代のダンスミュージックまでを流す。

横浜はかつて最新の洋楽がいち早く流れ込み、ディスコカルチャーの原点となるような店も数多く誕生した。横浜独自のディスコステップも生まれるなど、独自のナイトカルチャーが形成されてきたという。今回、ディスコをテーマに選んだ背景には、こうした土地とのつながりもある。

当時のディスコを知らない若い世代も狙う。同社は、Z世代を中心に昭和レトロや1980年代のシティポップなど、自分たちが直接体験していないカルチャーのリバイバルが定着しているとみる。メインターゲットには「当時のディスコを知る世代」と「レトロカルチャーに関心を持つ若い世代」を据え、30~50代の「大人の遊び方を知っている世代」にも来場を期待する。

昨夏のイベント「Red Brick Breeze 2025」でもDJパフォーマンスを実施した。DJを目当てに訪れる人のほか、音楽に合わせて踊る人、食事をしながら聞く人、音に引かれて立ち寄る人など、楽しみ方は分かれていたという。

無料日で間口、有料日で本格体験

集客の間口を広げるため、料金は無料日と有料日に分けた。平日は8月14日を除いて無料とし、ディスコにハードルを感じる人でも立ち寄りやすくする。有料日にはトップDJを招き、音楽への関心が高い層に本格的な体験を提供する。

次のページ
1 2
この記事の感想を
教えて下さい。
この記事の感想を教えて下さい。

この記事を読んだ方におススメの記事