新社名は「プチプチ」 あのプチプチをつくる企業が社名変更へ

誰もが見て使ったことがあるであろう、気泡緩衝材「プチプチ」。そのプチプチを製造・販売し、商標登録しているのが、「川上産業株式会社」だ。その川上産業が、社名を「プチプチ株式会社」に変更すると発表した。変更は2026年10月1日付。商品名として親しまれてきた「プチプチ」を社名に掲げ、製品と企業の価値を一体化し、ブランドとして育てる狙いだ。

「いつも、包んで、守って、支える脇役。 『たまには主役になりたい』 そう思ったことも、少しだけありました。 けれど、大切なものが壊れることなく、 皆さんのもとへ無事に届くこと。 箱を開けた瞬間に生まれる、 うれしそうな笑顔を守ること。 それこそが、 私たちプチプチの喜びであり、使命です。(中略)まもるを、つくる。 新しい『プチプチ株式会社』を、 どうぞよろしくお願いいたします」。

社名変更を伝える川上産業のXのアカウント

川上産業は8月4日、自社のXに、社名変更のお知らせや上記のメッセージ、新しいロゴを投稿した。コメント欄には、社名変更へのお祝いや、リサイクルのことを知らなかった人が「調べてみます」といったコメントが寄せられている。

新しいロゴ

同社は1968年創業で、その前から気泡緩衝材の開発に取り組んでいた。指でつぶすと「プチッ」と音が鳴ることから、1994年に「プチプチ」を商標登録。これまでに、省資源で環境負荷低減を目的とした「リサイクルプチ」の開発や、使用済みのプチプチの回収など環境への配慮も続けており、緩衝材で物理的に「守る」だけでなく、環境や次世代の生活を「守る」取り組みを進めている。2004年からは再生原料を使用しており、自治体や小学校、企業などと連携し、リサイクルボックスを設置。プチプチの再生原料使用比率は、2008年度の44%から2025年度に98%まで向上したという。

同社の安永圭佑社長は、「『プチプチ』は、当社が長年にわたり大切に育ててきたブランドであり、私たちのものづくりの象徴」と言及。その上で、社名を「プチプチ株式会社」へ変更することは、単なる名称変更ではないとして、「『プチプチ』という多くの方に親しまれてきた言葉を社名に掲げ、私たちがこれから何をまもり、どのような社会を目指すのかを、より明確に伝えていきたい」としている。

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