8月17日に日本丸メモリアルパークでお披露目された「柳原良平 アンクル像」
銅像の名称は「柳原良平 アンクル像」。サントリーが公益財団法人帆船日本丸記念財団に寄贈し、日本丸メモリアルパークの屋外に設置した。8月17日に開かれたお披露目式では、サントリー、同財団、横浜市の関係者が除幕した。
像の設置場所は帆船日本丸と横浜みなと博物館の双方を望める位置で、背景には横浜の街並みも広がる。台座には、柳原氏の言葉として「私が大切に思うこと 人間味、人間らしさ、人間の心」と刻んだ。
サントリー マーケティング本部 ウイスキー部長の小田明氏は、除幕後に像を見て「アンクルのユーモアあふれる感じが表現されている」と話した。台座の言葉にも触れ、「いろいろなことが起きる時代だからこそ、忘れてはいけないのが人間らしさ。ここに来て感じてもらえれば」と語った。
アンクル像とサントリー マーケティング本部 ウイスキー部長の小田氏
サントリーの宣伝部から、横浜を描く画家へ
柳原氏は1931年生まれ。京都市立美術大学(現・京都市立芸術大学)を卒業後、寿屋(現・サントリー)の宣伝部に入社し、デザイナー、イラストレーターとして活動した。船を題材にした創作にも力を注ぎ、1964年には船を毎日見られる横浜・山手へ移住。横浜を「母港」として、国内外の港や船、街の風景を描き続けた。
代表作の「アンクルトリス」は、寿屋宣伝部時代に柳原氏が手がけたキャラクターである。当時の広告では、紙をカミソリで切り、ジグソーパズルのようにはめ込む切り絵の技法を活用。輪郭線に頼らず面で表現した平面的な造形と、明るく覚えやすい色使いによって、多彩な表情や場面を描いた。「トリスを飲んでHawaiiへ行こう!」などの広告を通じ、広く親しまれるようになった。
柳原良平アートミュージアムに所蔵されている作品


