レディー・ガガがコンビニの店員に扮して「ファミマではたらく?」と呼び掛けて話題になっている、ファミリーマートのCM。このスタッフ募集のCMに関連して、海外のメディアは日本の深刻な人材不足や働き方にフォーカスした記事を発信している。CMを通じて、「レディー・ガガというスターを使ってまで人を確保しなければならない」という日本の苦境が世界に知れ渡ることとなった。
レディー・ガガを起用したファミリーマートのCM
英フィナンシャル・タイムズは、レディー・ガガがモップで床を磨いたり、ファミチキ(フライドチキン)を手渡したり、商品を陳列したり、というCMの描写を紹介した上で、コンビニ運営会社がアルバイトを引き入れるための最新の取り組みで日本の大手企業が労働力不足に対処するため広告予算と採用活動にますます多くの資源を投入している、とつづっている。また、日本のコンビニならではの24時間営業、各国と比較しても低い賃金、人口減などを理由にした労働人口の減少など、日本の労働をめぐる課題を露わにした。
The Lady Gaga moment for corporate Japan https://t.co/vbi0aS153M | opinion
— Financial Times (@FT) September 29, 2026
英フィナンシャル・タイムズのXの投稿
また、世界の各メディアが引用している米ブルームバーグの記事では、日本のコンビニでは勤務時の身だしなみが比較的に厳格で、その厳しさが若い労働者を遠ざける原因になっていると指摘。CMの紹介と同時に、ファミリーマートが身だしなみ基準や採用コンセプトを一新したことも伝えている。
Lady Gaga is helping Japan fight its labor shortage, one convenience-store shift at a time https://t.co/Anpis8YUYT
— Bloomberg (@business) September 25, 2026
米ブルームバーグのXの投稿
タイのメディアは、広告の意義について、「新製品の宣伝や小売ブランドの魅力を高めるために世界一流のアーティストを起用するという従来の手法から、ファミリーマートにとって真に重要なこと、つまり労働力不足の時代にアルバイト従業員を募集するという点に焦点を移している」と、広告の新しさと転換点についてフォーカス。レディー・ガガの起用についても、「単にスーパースターの力でブランド認知度を高めるのではなく、日本の小売業界が直面する労働力不足という課題の中で、アルバイトのイメージをより現代的で楽しく、多様性を受け入れるものへと刷新しようとするファミリーマートの取り組みを反映したものだ」と締めくくっている。
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