「HONDASHI」が「MONDASHI」に…味の素、AI加工で自社商品が「別物」になり謝罪

「HONDASHI」が「MONDASHI」に、横に書いてある日本語は読めなくなっている。味の素は、SNSに投稿した写真について、AIを使ったところ文字やラベルが崩れた状態になっていたとして謝罪した。生成AIの利用が普及し企業や団体もAIを活用しているが、AIの不完全さ故に意図しない加工がなされ、撤回や謝罪をする事態に陥ることもある。

味の素は8月14日、めんつゆが切れてしまったときの代替策として、みりんやしょうゆ、水、そして自社商品の「ほんだし」を使ってつくることができると紹介した。その写真では、パッケージにある商品名の英語表記が変わっており、他に書かれている日本語も、見たことのない文字になっていたり、日本語として読めなくなっていたりする状態になっていた。「AJINOMOTO」という社名の英語表記も崩れていた。この画像に対しユーザーから指摘が寄せられ、「自社の商品やパッケージに対する愛情がない」などとも書かれた。

味の素のXへの投稿

こうした反応に対して味の素は16日、「画像について、ご不快な思いをおかけし誠に申し訳ございません。」と謝罪を投稿。 AIを使って実写の写真の明るさや背景を変更したところ、文字やラベルが崩れてしまった状態で公開してしまった、と経緯を説明したうえで、「確認が不足しており大変申し訳ありません。再発防止に努めてまいります。 ご指摘をいただきありがとうございました。」とつづった。

今回のように、AIを使った画像で企業が謝罪や差し替えに追い込まれるケースは少なくない。2025年12月には、サクラクレパスがスペインの漫画イベントで掲示したポスターを生成AIで作成。企業のロゴマークが同社の表示規定に反し、商品イラストも実際とは異なるとして、謝罪してポスターを撤去した。

同年8月には、日本航空のクレジットカードの公式サイトに掲載された複数の画像について、ポップコーンにストローが刺さっていたり、食事中の男性が手にするフォークの形状がおかしかったりという表現があり、指摘が相次いだ。同社は生成AIで作成したものとして謝罪し、不自然と思われる画像を取り下げて差し替えた。

2024年には、日本マクドナルドが展開したポテトキャンペーンの生成AI動画で、少女の指が6本あるとの指摘があり、波紋を広げた。謝罪や撤回という事態にはならなかったが、一部からは「不気味」「食欲がなくなる」といった反応もあった。

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