生成AIを活用して作成した広告について、56.3%が条件付きまたは積極的な活用を容認していることが、日本インタラクティブ広告協会(JIAA)の調査でわかった。一方、現在の生成AI広告にネガティブな印象を持つ人は57.6%に上る。受け入れるための条件では「生成AIを活用していることの明記」が最多となり、制作の効率性よりも透明性や権利処理が重視されている。
「積極活用」はわずか4.3%
生成AI広告について、「積極的に活用すべき」とした人は4.3%、「条件が整えば活用してよい」は52.0%だった。両者を合わせた「活用すべき」は56.3%となり、すべての年代で半数を超えた。
一方、「あまり活用すべきではない」「活用すべきではない」の合計も43.7%を占めた。過半数が生成AI広告の活用を認めているものの、積極的な活用を支持する人は1割に満たず、無条件に受け入れられているわけではない。
年代別では、15~19歳の「活用すべき」が66.0%で最も高かった。40~49歳は59.3%、20~29歳は56.5%、30~39歳は55.0%。50~59歳は54.1%、60~69歳は52.5%だった。
ただし、「積極的に活用すべき」に限ると、20~29歳が7.5%で最も高く、15~19歳は7.0%。60~69歳は1.8%にとどまった。
10代ほどAIの “不自然さ” に敏感
生成AI広告に対する印象では、ポジティブなイメージを挙げた人が31.4%だったのに対し、ネガティブなイメージは57.6%に上った。
具体的な印象で最も多かったのは「本物らしさがない/不自然」の26.4%。次いで「情報の正確性が心配/信頼できない」が18.8%、「著作権が不安」が17.5%、「人間味がなく冷たい印象」が15.7%、「倫理的に不安」が14.3%だった。
年代別では、15~19歳の41.8%が「本物らしさがない/不自然」と回答し、全体より15.4ポイント高かった。同年代ではネガティブな印象を挙げた人も68.8%に上り、全世代で最も高い。
若年層ほど生成AI広告の活用自体には前向きである一方、生成AI特有の表現の不自然さには敏感な傾向が表れた。
ポジティブな印象では、「短時間・低コストで広告が作れるのが良い」が12.2%で最多。「先進的」が8.3%、「手軽に高品質な広告が作れるのは好ましい」が7.7%だった。

