埼玉県所沢市にある「西武園ゆうえんち」は、今夏のプールエリアを、ひと夏限定のほぼ「としまえん」プールとして営業している。
2020年に閉園した、同じ西武グループの「としまえん」は、最盛期には年間400万人が訪れた遊園地。すでに閉園しているが、もし営業を続けていたら2026年9月に“開園100周年”となり、アニバーサリーを祝う特別な機会となったはずだ。「としまえん」で働いていた従業員の多くが「西武園ゆうえんち」で働いており、元従業員たちの「節目の100年をみんなと祝いたい」という思いから、本施策がスタートしたという。
両園は、大きさや形は違えども、流れるプールや波のプール、スライダーといったプールの種類が似ていた。そこで、懐かしの「としまえん」の空気感を蘇らせることでニュースを生み出し、ファンに祝いに来てもらえるような取り組みに踏み切った。
「西武園ゆうえんち」を運営している横浜八景島の西武園事業本部・高城知宏氏は、「100年に1度のチャンスを活かし、多くのとしまえんファンに西武園ゆうえんちのユーザーになってもらい、長く愛される園にしていく、そうしたブランド・集客戦略を立てました」と話す。
今回の施策では、「としまえん」プールの象徴だったアトラクション「ハイドロポリス」の大型看板をはじめ、エリア内の看板などを、元としまえんスタッフの記憶を手がかりに再現。加えて、所沢出身で両園のゲストだったオードリーの春日俊彰さんをモデルにした新スライダーも登場させた。
また、としまえんの流れるプールの音や匂いなど再現した「あの流れるプールを思い出せる流れるプール」や、としまえんのプールに入れていた貴重な水を展示する「としまえんの水展示」など、遊び心のあるコンテンツも用意した。
元としまえんスタッフの記憶を頼りにハイドロポリスの看板を再現した。
としまえん「開園」100周年企画として設置した、春日さんをモデルにしたうん〇スライダー。


