食品パッケージ専門商社の高速(宮城県仙台市)は、創立60周年を機に、プロスケーターの羽生結弦氏を起用した新企業CM「次の夢へ。」の放映を9月18日より開始した。放映に先立ち、9月1日からはJR仙台駅構内で大型交通広告も展開している。
BtoB事業を主力とする同社は、一般消費者との接点が限られることから、企業認知度向上による採用活動の強化やIR活動、企業ブランドの中長期的な育成を目的に、継続的な広報施策を実施してきた。
創立57年目に初のテレビCMを展開して以来、「地域とのつながり」を大切にしてきた同社。2026年2月に創立60周年を迎えるにあたり、同じく宮城・仙台を原点に世界の舞台で挑戦を続ける羽生氏を起用した。
同社社長室の三田村崇氏は、起用理由について次のように説明する。
「当社の経営理念にある『たえず夢とロマンをもち、その実現を求めて品格ある、誇り高い商いの王道を歩む』という一節は、夢に向かって歩み続ける羽生さんの姿勢と深く通じるものがあります。『挑戦』と『使命感』という2つの軸での親和性が、起用の大きな理由です」。
「ゆかりの地」で描く、自然体のメッセージ
CMのコンセプトは「夢」。創立60周年という節目に、過去を振り返るだけでなく、その先の未来へ向かう姿勢を表現するため、キャッチコピーには「次の夢へ。」を掲げた。
撮影の舞台となったのは、羽生氏がかつてトレーニングでも訪れていたという仙台市泉区の「やまいちサステナパーク七北田公園」。日の出に合わせた早朝撮影となり、前日の雨による天候への懸念もあったが、当日は晴天に恵まれ、公園の木々には朝日が差し込む印象的な光景が広がったという。
映像では演出を過度につくり込まず、思い出の地を歩き、立ち止まる羽生氏の自然体の姿を描写。朝の光と穏やかな佇まいが重なり、同社の「次の夢へ」というメッセージを象徴する映像となった。羽生氏は早朝の撮影にもかかわらず明るく爽やかな表情で臨み、撮影の合間にはスタッフとの会話を楽しむなど、終始和やかな雰囲気だったという。
