セブン-イレブン・ジャパンは10月20日、青いカップが特徴のコーヒー「セブンカフェ セレクトブレンド」3種類を全国で発売する。コーヒー豆の産地ごとに異なる味わいを用意し、その日の気分や飲む場面に合わせて選ぶという新たな楽しみ方を提案する。
同社は2019年発売の「高級キリマンジャロブレンド」をはじめ、産地や品質にこだわった「青いカップ」のコーヒーをこれまでも期間限定で展開してきた。しかし、阿久津知洋社長によると「大ヒットとまでは至っていない」という。定番商品の品質の高さや消費者の注文習慣が、普及の壁になっていたと明かした。
2013年に誕生した「セブンカフェ」は、10月末にも累計販売数100億杯を達成する見込み。今回の新商品は、この節目を機に新たな価値を提案するもので、過去の課題を踏まえて味わいや注文方法を見直した。若年層を中心に新たな顧客を獲得するため、どのような工夫を凝らしたのかを取材した。
新たに展開する青いカップ
3種類の「青いカップ」を定番化
今回発売するのは「キリマンジャロブレンド」「コロンビアブレンド」「グアテマラブレンド」の3種類。「選べる3種の青」と銘打ち、それぞれの産地の特徴を生かした味わいを打ち出した。これまで期間限定で展開してきた産地別ブレンドを、今回は定番商品として販売する。
キリマンジャロは力強いコクと苦みが特徴で、仕事や勉強を始める前など、気持ちを切り替えたい場面を想定する。コロンビアはコクと酸味のバランスを重視し、食後の一杯として提案。グアテマラは華やかな香りと澄んだ味わいが特徴で、午後の休憩など、リラックスしたい場面に適しているという。
味わいの違いを引き出すため、コーヒーマシンの抽出条件もそれぞれ調整。セブンカフェのマシンは湯量を1ミリリットル単位、蒸らしや注湯のスピードを0.1秒単位で制御できるという。
例えば、コロンビアブレンドはお湯をゆっくり回すように抽出し、キリマンジャロブレンドは粉とお湯をしっかり混ぜ合わせることで苦みを引き出す。グアテマラブレンドはじっくり蒸らして華やかな香りを引き出す仕組みで、水素焙煎技術を用いたコーヒー豆も採用した。

