反響爆発のピノ「アーモンド味」、実は単独商品化に“苦難の歴史” 過去には大量在庫や異例の「自虐広告」 森永乳業に聞いた発売の理由

森永乳業は11月9日、ロングセラーアイス「ピノ」のアーモンド味だけを21粒詰め合わせた「ピノ ぜんぶアーモンド」を全国で数量限定発売する。10月に迎えた発売50周年を記念した商品で、通常はアソートパックに含まれるアーモンド味だけをたくさん食べたいという、長年にわたるファンの要望に応えた形だ。

アーモンド味は過去にも単独販売されているが、1998年には販売不振で多くの在庫を抱えた苦い経験がある。2020年の再挑戦では、その失敗を逆手に取った異例の広告施策も話題となった。こうした紆余曲折を経て、なぜ今回、アーモンド味だけの21粒入り大箱を発売する決断に至ったのか。森永乳業に聞いた。

1992年の登場以来、ファンから熱烈な要望

アーモンド味が初めて登場したのは1992年。最初のアソートタイプとなる「ピノ チョコアソート」の発売に合わせて採用された。当初はトリュフチョコレートの詰め合わせをイメージし、ナッツフレーバーを代表する素材としてアーモンドを選んだという。

その後、アソートを代表する人気フレーバーとして定着。森永乳業によると、顧客からは「アーモンドが好き過ぎて、毎回争奪戦です。」「アーモンドだけの大箱があればうれしい。」といった声が多く寄せられていた。

写真 「ピノ ぜんぶアーモンド」

「ピノ ぜんぶアーモンド」

こうした要望を受け、今回は21粒すべてをアーモンド味で統一。アーモンドの風味を引き立てるすっきりとしたバニラアイスクリームを、アーモンドペーストを練り込んだアーモンドチョコでコーティングした。

10月28日の発表を受け、SNS上では歓喜の声が広がった。VTuberの兎田ぺこらは「夢じゃないよな?!」、百鬼あやめは「神、とさせて頂きます。」と反応。このほか、「起きた瞬間えぐいの流れてきた、冷凍庫これで埋めます」「まって天才」「買い漁りたい」といった声も上がり、発売を待ち望むファンの期待がうかがえる。

また、今回の発売告知でも、森永乳業らしいユーモラスな表現が見られる。公式Xでは、アーモンド味のピノを愛するキャラクター「ぴのりす」が、両手にピノを抱えながら「遅いっつーの」と突っ込むイラストを公開した。

過去には在庫を抱える苦い経験も

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