サンリオは10月29日、TBS系列で放送中の日曜劇場『VIVANT』とのコラボを中止すると発表した。コラボ商品に、サンリオの企業理念にそぐわない表現があると判断し、謝罪した。中国とVIVANTをめぐっては、ドラマの中で中国系の組織が日本人を拷問する描写があることから、中国メディアなどが「中国脅威論を誇張している」などと非難していた。
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サンリオは、『VIVANT』の登場人物の服装など特徴を、ハローキティやシナモロールなど自社のキャラクターに反映させたぬいぐるみなどをコラボグッズとして展開していた。中国法人がSNSのWeiboに投稿した文書や日本のサンリオのリリースによると、中止の理由として「今回のコラボの内容は、サンリオグループの企業理念にそぐわない表現が含まれていると判断した」と説明。コラボ商品の販売だけでなく、共同プロジェクトなど全てのプロジェクトとプロモーション活動を終了することを決定したという。
企業理念について、「サンリオは創立以来、思いやりやつながりといった価値観を一貫して伝え、実践することに尽力してきた」とし、「みんななかよく」を掲げ、「One World, Connecting Smiles.」というビジョンのもと、多くの人々の顔に笑顔をもたらし、幸せの輪を世界の隅々まで広げていきたいと願っている」と説明した。
VIVANTのコラボについて、「関係者全員の意見を真摯に聞き、尊重していく。今後は、共同事業を実施する際の関連する審査メカニズムをさらに強化する」と対策を言及。「サンリオは美しい感情を通して人々を結びつけ、世界中の人々にさらなる喜びを届けられるよう努力を続けていく」と締めくくっている。
サンリオ中国法人の発表(Weiboの同社のアカウントより)
『VIVANT』の10月4日の放送では、主人公が所属する自衛隊の非公式組織「別班」と対立する中国系の組織のメンバーが、別班の諜報員を拷問する場面があった。フィクションであり、登場するいくつかの国や地域の名前は架空のものになっているが、中国は実在する国がそのままの国名で登場していた。

