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コラム

ジブンと社会をつなぐ教室

自分を知って、自分の未来を考える みっつの問いかけ

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笹木隆之(戦略プランナー)

まず、みっつの問いかけです。

ひとつ目の問いかけ

自分の歴史に「if」はありえない。
ただ、未来の自分は、「if」だらけ。

あなたは、自分の未来に、「if」という期待を寄せていますか?

ふたつ目の問いかけ

生物学的に、マイノリティが存在しないと、全体も死滅してしまう。
雑多な遺伝子の中から生命の進化が生まれ、生命の連鎖が保たれる。

今の就職活動は、「みんな一緒」になっていませんか?

みっつ目の問いかけ

日本人はよく「本音」と「建前」と言う。結局は、同じもの。
ちがいは、自分の利害を出すかどうか。建前は、利害がゼロの状態。

社会はあなたにプラスの利益、つまり、「本音」を求めていると思いませんか?

はじめまして。
電通 未来創造グループのプランナー、笹木隆之です。

僕の仕事は、未来を考えることです。
このプロジェクトにも、大切な未来を感じています。

先月、ある雑誌を読んでいたら、次のような記事に心踊らされました。

フィンランドの児童の学力は、世界のトップレベル。
「テストなし」でも競争力が育つ。
読解力      フィンランド2位 日本5位 
科学リテラシー  フィンランド3位 日本8位
数学的リテラシー フィンランド6位 日本9位
※ OECD生徒の学習到達度調査2009より

この成果に至る、フィンランドの教育者の理念や
授業のありかたは、また目を見張るものがありますが、

「共通のテストで、競争させないことが、競争を生み出すのか!」と、

僕らの常識が通用しない、いや邪魔なのかもしれない、
そんな、思いが頭を巡りました。

今の就職活動の常識ってなんでしょう。
正しい常識が常識となっているでしょうか?

「自分を知って」→「自分の未来を考えて」→「志望企業を見つける」という、
「自分」主体のステップが、「就職活動」が主体になっている。

“職に就くための活動”になってしまっている。

内定を勝ち取るという手段が、目的化されてしまっている。

そんな状況をよく目にします。

もっと、自分の未来に「if」を感じたら?
もっと、自分らしい自分に気付いては?
もっと、本音の自分でいいのでは?

自分を知って、自分の未来を考えること。

これが、「ジブンと社会をつなぐ教室」の道筋です。
自分でいうのも何ですが、とても正直な活動だと思います。

みなさんと、自分と社会をつなぐプロセスを、一緒に面白く考える、
そんなお手伝いが出来たら幸いです。

sasaki
笹木隆之(戦略プランナー)
2007年、筑波大学社会工学類都市計画専攻卒業後、電通に入社。ビジネス・クリエーション局に所属し、経営者と企業のあらゆる事業活動をアイデアで活性化させる「未来創造グループ」のメンバー。著書に「自分ゴト化」~インナーブランディング~著(ファーストプレス)

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