電通、マクロミル、両者の強みを生かしたFacebook活用リサーチサービスを共同開発

株式会社マクロミルと株式会社電通は、クライアント企業がFacebook プラットフォーム上で、Facebook 利用者を対象に実施することができる手軽で品質の高いリサーチサービスを共同で開発し、10 月中旬より提供開始することで基本合意しましたことをお知らせいたします。

全世界でユーザ数を拡大しているFacebook は、日本においてもさまざまなシーンで利用されるコミュニケーション・プラットフォームとして、生活者・消費者の行動そのものに大きな変化をもたらしています。同時に、多くの企業が消費者との新たなコミュニケーション機会を有効に活用することを目的に、Facebook を使用したマーケティング活動への取り組みを始めています。

Facebook は実名性を前提としたサービスに特徴があり、企業にとっては自社のサービスを支持するユーザとの対話の場としての期待が高いものの、その意見を収集するための仕組みがこれまで十分ではなく、統計データの取得が難しい状況でした。そこで両社は共同で、マクロミルのスピーディで誰もが使いやすいリサーチサービスをFacebookプラットフォーム上で簡単に利用できる仕組みを開発するとともに、企業のFacebook ページ内でユーザニーズをより的確に把握するための調査環境を提供いたします。また、電通が独占販売権を取得しているFacebook のプレミアム広告（※1）を活用し、ソーシャルプラットフォームならではの人から人への伝達による情報拡散効果を有効利用すると同時に、これまではアプローチすることが難しかったセグメンテーションされたユーザへのアンケート実施も可能となります。

アンケートの回答結果には、Facebook アプリ認証にてユーザから許可を得たプロフィール情報なども付加して収集することができ、これまで把握できなかったユーザインサイトをより詳しく知ることができるようになります。

※１ Facebookプレミアム広告とは、一画面上に一社限定で掲載されるもので、アンケートやイベント、「いいね!」ボタン、動画などを含めることができます。Facebookでの広告は、友達がFacebookで特定のブランドや製品に対して「いいね!」したり、何らかのアクションを実行したことを表示することができます。これにより、各ユーザによりパーソナルで、役立つ広告が配信されることになり、広告の効果が高まります。

ADリサーチTYPE

Facebookのプレミアム広告およびマーケットプレイス広告（※2）を活用して、Facebook内でアンケートの告知・誘導を行い、クライアントの企業Facebookページでアンケートを実施することができるサービスです。プレミアム広告枠を用いることで、アンケートを幅広いユーザに認知させることが可能となり、調査スピードを高めるとともにサンプル数が増加することで多くのユーザの声をアンケートデータとして収集することが可能となります。

また、マーケットプレイス広告を活用して、Facebookに登録された出身校や勤務先などといったプロフィール情報でのターゲティングやFacebook上での行動履歴に基づいた分析も可能で、特定の企業・大学などに所属しているユーザや個人の嗜好性に限定してアンケートを行うことができます。（ターゲティングの絞り込みは、マーケットプレイス広告の仕様に準拠します。）

※２ Facebookマーケットプレイス広告とは、地域、年齢、関心によってターゲットを設定できるCPM課金またはCPC課金で掲載される入札型の広告枠です。
*CPM(クリック・パー・ミル) 1,000回あたりのインプレッションで課金される広告配信形式
*CPC(クリック・パー・コスト)クリック毎に課金される広告配信形式

モジュールTYPE

企業のFacebookページ上で、会員に対して簡単にリサーチが行えるサービスです。現状Facebook内でユーザとのコミュニケーションを効率的に図るツールは限られていますが、モジュールTYPEでは、企業のFacebookページ内にアンケートを実施できる機能を簡単に導入することができ、Facebookページを立ち上げたものの提供するサービスやコミュニケーションに悩んでいる企業が容易に活用いただけるものになります。