「ザ・ハフィントン・ポスト日本版(ハフポスト日本版)」の新編集長に、ジャーナリストの高橋浩祐氏が同日付で就任した。運営のザ・ハフィントン・ポスト・ジャパンが8日発表した。松浦茂樹前編集長は退社する。「BLOGOS」や「GREEニュース」を手がけたネットメディア運営の手腕は、2013年5月の立ち上げから約1年で月間ユニークユーザー数1300万人(2014年6月時点)という成果を残した。
松浦氏からの退任申し出を受け、「前編集長が育てた日本版の精神を踏まえつつ、より世界基準のサイト&プラットフォームにするため、経験豊富なジャーナリストを迎えたいと考えた」――そう話すハフポスト日本版編集部が白羽の矢を立てたのは、海外メディアで活躍していた新編集長の高橋氏。
高橋氏はジャーナリストとしての経験が深い。1993~99年、朝日新聞記者を経て、2003年米コロンビア大大学院でジャーナリズムと国際関係公共政策の2つの修士号を取得。ブルームバーグ・ニュースやウォール・ストリート・ジャーナル・ジャパンなどで記者・編集者、09年から英軍事専門誌ジェーンズ・ディフェンス・ウィークリー東京特派員として活躍していた。また、09~12年には日経CNBC経済解説部コメンテーターも務めた。ハフポスト編集部は高橋氏就任を受け、「今後は国際報道に一層、力を入れる」としている。
「政治家や役人のエリートたちの声に耳を傾けがちなジャーナリズムよりも、市民生活の苦しみや葛藤をすくいあげるシビック・ジャーナリズムを目指したい」とは、8日付けで高橋新編集長がハフポスト日本版に寄せた言葉。「これまでの日本の報道ではあまり目立たなかった草の根レベルの『下』から、権力側への『上』へ、情報を発信し、政治家や行政を下から突き動かすようなジャーナリズムを実践していきたい」とし、また「日本から海外への発信にも力を入れたい」と述べている。
【修正履歴】
2014/9/9 本文の一部に誤りがあったため、修正いたしました。
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