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2016年、デジタルマーケティングのトレンドを占う

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【前回】顧客に“無料”を期待させるマーケティングは正しいのか?(2)」はこちら

皆さんの2015年は如何であっただろうか。筆者自身について振り返ると、今まで企業マーケターとして10年近く過ごしたが、今度はお手伝いをする側に回ったことで色々なことが見えてきた。また日本企業のデジタルマーケティング事情に触れる中で、今まで自身が培ってきたノウハウを生かせる場面が思いのほか多いことについて、確信に近い実感が得られたことが挙げられる。また個人的なハイライトとしては、継続中の事業構想大学院大学の教授職に加えて、メンバーが3000人を超えた次世代マーケティングプラットフォーム研究会を通じて多くの出会いと学びを得られたことであろう。

2015年は“次の10年”の始まりの年?

2015年は、昭和の延長として考えると「昭和90年」の節目にあたる。筆者の知人の分析によると、「西暦10年刻みより昭和の延長で考える」方がわかりやすく、昭和20年代から敗戦・占領・復興、経済成長、高度経済成長の歪み(公害)、安定成長と貿易摩擦、バブル経済、昭和70年代はインターネット社会の到来と続いているのではないかということである。この概念を本人の許可を得て拝借して、筆者なりの解釈を昭和70年代以降に当てはめて考えてみる。

・昭和70年代(95-04)
 パソコン、ホームページ、バナー、パソコン通信・掲示板の時代

 Windows 95の登場によりインターネットが加速度的に普及。ホームページ中心に発展

・昭和80年代(05-14)
 モバイル(スマホ)、オウンドメディア、検索、ソーシャルメディア時代

 ソーシャルメディアの台頭、スマートフォンの普及

・昭和90年代(15-24)
 クラウド・AI・IoT、相互メディア、コンテンツ(MA)、自己実現メディア時代

 スマートフォンの出荷停滞、IoTの台頭

筆者は年初に米ラスベガスで行われたコンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)に参加してその備忘録をブログにアップしたが、インターネットに色々なものが繋がるIoTや、ドローン、VR/ARのような技術が実験ではなく実ビジネスになり、ライフスタイルそのものを変革する可能性を強く感じてきた。その体験も踏まえて2016年のトレンドを占ってみたい。

次ページ 「2016年のデジタルマーケティングトレンドは」へ続く

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