三井物産、コーポレートサイトリニューアルで回遊率が向上 特集企画のPVも5倍に

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デジタルマーケティングの潮流を、2014年後半から2015年に実施された代表的な事例の図解を通して理解する書籍『デジタルマーケティング年鑑2016』。その発刊を記念して、AdverTimesでは書籍に収録されている101社の事例の中から10の事例を厳選して紹介。今回は、2015年10月にリニューアルした三井物産のコーポレートサイトについて、同社の岡野喜子氏に聞いた。

三井物産は2015年10月1日、グローバルでのブランディング強化を目的にコーポレートサイトをリニューアルした。総合商社の事業内容は複雑で伝えづらく、これまでのホームーページでの情報発信も網羅的になる半面、当たり障りのないものになっていた。

同社は2014年9月に、佐藤可士和さん監修のもとでコーポレートロゴとスローガンを刷新。新しいスローガンでは総合商社として全方位に対応できることを表現した「360°business innovation.」を掲げた。コーポレートサイトのリニューアルでは、この新スローガンに含まれる「360°」を表現するように設計した。

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リニューアル前コーポレートサイト
コンテンツスライダー形式のバナーだらけのデザインで、押し出していきたい情報の強弱をつけることができていなかった。

リニューアル後コーポレートサイト(PC版)
ダイナミックなビジュアルによってメッセージを強く訴求している。

リニューアル後コーポレートサイト(スマートフォン版)

リニューアル後コーポレートサイト(タブレット版)

コーポレートサイトは、大判なビジュアルや動画を活用したダイナミックなデザインへリニューアルしたほか、グローバルスタンダードなレスポンシブデザインに変更した。特集コンテンツは「人(People)」「事業領域(Business Innovation)」「各国での取り組み(Worldwide)」の3本を柱に、動画やインフォグラフィックを用いて直感的に理解できるように工夫し、各部門や各地域で働く人々を紹介している。

360°business innovation「People」コンテンツ
「人の三井」とよく例えられる同社が、Web コミュニケーションでも働いている社員に焦点を当てた。

    

360°business innovation「Worldwide」コンテンツ
各国・各地域で展開している事業をまとめて見ることができる。

 
   

360°business innovation「Business Innovation」コンテンツ
ダイナミックな資源や物流などの事業を、動画やインフォグラフィックを使い解説している。

 

リニューアル前のコーポレートサイトではリリース発信や決算発表時に一時的にPV数の増加はあったが、直帰率が高いことが課題だった。しかしリニューアル後、順調に回遊率も上がり、読み物として充実させた成果が出ている。特集コンテンツのPV数も、2015年10月に前年度比で5倍になった。

今後は、今回の日本本店のサイトデザインを各現地法人のサイトにも水平展開していく。2016年1月には、5サイトを先行でリニューアルする予定だ。

広報部 編集制作室長 岡野喜子 氏

※取材時(2015年11月末)の肩書を記載


こちらの記事は、2016年2月3日に発刊された「デジタルマーケティング年鑑2016」(宣伝会議・刊)より一部抜粋しました。事例をご覧になりたい方に向けた書籍です。
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