韓国ブランドの台頭、中米で実感

現在、中米のコスタリカ(首都サンホセ)からグアテマラ(古都アンティグア)に戻ってきたところです。ここ最近はバスでの移動を繰り返していました。僕はこれまで海外経験がほとんどなかったために、色々なことに興味が沸き、目移りしてしまうのですが、中米の道路を走るバスも想像以上に立派な車体や設備で驚きました。そして、それらの車体を眺めると“NISSAN”“HINO”などの見慣れたブランドが目立ちます。さすがは日本の基幹産業!

自動車の修理工場には日本発のブランドがずらりと並ぶ

街を走る一般の自動車は、トヨタ車を中心にマツダやホンダなども数多く走っています。日本メーカー車が半数以上を占めているのではないかと思えるほどです。街中にある自動車の修理屋を見ると、ずらりと日本のブランドが並びます。グアテマラの市内では、トヨタ車のディーラーらしき宣伝物で“All made by Japan”と書いてあるものもありました。中米では、それほど日本製品の信頼度が高いということでしょう。

しかしながら、街中で見掛ける「新車」については韓国企業のヒュンダイ(現代自動車)が目立つ印象です。ヒュンダイの日本進出こそうまく行っていませんが、世界では大きく事情が違う様子。どうやらヒュンダイ社の世界販売台数は順調に伸び続けているようです。

真新しいタクシーはヒュンダイ車

コスタリカの首都サンホセの市街を歩いていると、真っ赤な車体のタクシーを多く見かけるのですが、10台通ると、大まかに3台がトヨタ車、7台はヒュンダイ車といった割合でした。ここまでの割合の大きさは、この旅の中でも初めのことでしたので驚きました。本当にヒュンダイ車タクシーが多いのかと、コスタリカ滞在中にタクシーを100台はチェックしましたが、やはり7割はヒュンダイ車という印象です。

コスタリカの友人の話では、10年前頃からヒュンダイ車が急激に伸びてきたとのことです。日本では全くと言っていいほど見掛けることがないヒュンダイ車ですが、世界では既に徐々に浸透をし始めています。日本企業にとって、韓国企業はサムスンだけではなく、このヒュンダイも手強い競合となっていくことでしょう(既になっていることと思いますが……)。

太田英基「若手起業家、世界一周へ」バックナンバー
太田 英基(世界一周バックパッカー)
太田 英基(世界一周バックパッカー)

スクールウィズ代表取締役
元サムライバックパッカープロジェクト発起人

大学在学中の2005年11月、広告サービス「タダコピ」を仲間と共に創業。取締役を経て、2010年1月に退社。2010年5月から3ヶ月間のフィリピン留学を経て、約2年間の世界一周の旅へ。アドタイで約80本のコラムを執筆しながら旅をした。2012年夏に帰国。
帰国後はフィリピン留学を中心とした留学サービス【スクールウィズ】で起業し、留学以外にも英語学習サービスも複数運営している。

面白いことと、世の中にとって価値あることを常に追い求める根っからの企画屋。
執筆著書、講演実績多数。宮城県出身、1985年生まれ。

スクールウィズ: http://schoolwith.me/
Twitter/X: https://twitter.com/mohideki/

太田 英基(世界一周バックパッカー)

スクールウィズ代表取締役
元サムライバックパッカープロジェクト発起人

大学在学中の2005年11月、広告サービス「タダコピ」を仲間と共に創業。取締役を経て、2010年1月に退社。2010年5月から3ヶ月間のフィリピン留学を経て、約2年間の世界一周の旅へ。アドタイで約80本のコラムを執筆しながら旅をした。2012年夏に帰国。
帰国後はフィリピン留学を中心とした留学サービス【スクールウィズ】で起業し、留学以外にも英語学習サービスも複数運営している。

面白いことと、世の中にとって価値あることを常に追い求める根っからの企画屋。
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