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コラム

若手起業家、世界一周へ

“旅人さん、タダで我が家に泊めてあげるよ!”

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現在はグアテマラからホンジュラスに移動をしたところです。このままコスタリカまでバス移動です。このコラムでは世界一周中に利用するサービス・アイテムも紹介していくつもりですが、今回はその中でも旅行者はもちろん、そうではない人にもぜひ使って欲しいサービスを紹介します。

カウチサーフィン(Couch Surfing)というWebサービスをご存知ですか?

カウチサーフィンのトップ画面

アメリカのNPOが運営しているのですが、“旅先で宿代を安く抑えたい”、“旅先の現地人と友達になりたい”という旅人のニーズと、“外国人の友達をつくりたい! 自分の街を案内してあげたい!”という現地の人のニーズをマッチングさせたサービスです。一言で言えば、“旅人さん、タダで我が家に泊めてあげるよ!”というサービスです。

数年前にサービス開始され、すでに世界中で200万人以上の登録者がいます。特徴の一部を挙げると以下の通りです。

  • 信頼性を担保できるシステムになっている(SNSスタイル、レコメンド、レビューなど)
  • お互いの言語レベルが一目瞭然(日本語=上級、英語=初心者などの表示がある)
  • いきなり宿泊はチョット……という人でも大丈夫(ご飯、お茶、街の案内なども選べます)
  • 旅人同士の出逢いも演出してくれる(カウチサーフィンはアクセス情報から近辺にいる旅人を表示してくれます。僕は旅人同士で集まってグアテマラ地元のお祭に参加してきました)

    グアテマラでカウチサーフィンユーザー(旅人)が集まった際に使った目印

そしてビジネスモデルですが、ドネーションモデル(寄付モデル)です。しかし、単なる寄付ではありません。寄付をする時にクレジットカード情報を入力するのですが、寄付をすることでカウチサーフィンユーザーとして“身元承認済”のマークが表示されるようになります。寄付することで自分自身の信頼度を高めることが可能です。このように、寄付者に対して明確にメリットあるモデルなのです。今後、さらなる拡大が楽しみなサービスです。

外国人は日本の物価が高いことを理由に、旅行ルートに入れない人も多いようです。日本でもっとカウチサーフィンの受け入れ側が増えれば、そういった事情も変わってくるかも知れませんね!

太田英基「若手起業家、世界一周へ」バックナンバー