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企業ウェブ・グランプリ、ソニー「3Dワールド」に

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壇上で挨拶するソニーの高江遊氏

日本アイ・ビー・エムや三菱電機、サントリーなど、大手企業のWebサイト関係者らが優れた企業サイトなどを選出する「企業ウェブ・グランプリ」の最終選考と授賞式が8日、都内で開催された。最高賞にあたる「ベスト・グランプリ」は、ソニーの3D映像技術プロモーションサイト「3D world Created by Sony」に決定した。会場とインターネット上で企業のWeb関係者ら388人による投票が行われ、選出されたもの。同賞は今回で4回目を迎え、35社92サイトがエントリーした。

ソニーの「3D World Created by Sony」は、エレクトロニクスやスポーツ、映画・ゲームといったエンターテインメント分野など、ソニーグループを横断して3次元(3D)の世界観を伝えるサイト。登壇した同社広報センターの高江遊氏は、「3Dのサイトとはいえ、Web上では2D(2次元)で表現せざるをえない。フラッシュを駆使して、直感的に理解してもらえるインターフェースを心がけた」とコメントした。

出井伸之・元ソニー会長も激励に駆けつけた

このほか、全18部門でそれぞれ優秀賞が選出されており、ヤマハやNTTドコモ、キッコーマン、貝印、パイオニアなどが入賞した。中でも今年新設された「トリプル・メディア部門」は三菱電機の科学関連情報サイト「DSPACE」が、視覚障害者によるアクセスのしやすさを審査する「浅川賞(アクセシビリティ賞)」にはキッコーマン「料理の基本」が選ばれた。

「企業ウェブ・グランプリ」は一部の部門を除き、企業のWeb担当者が自ら一次審査から最終投票までを手掛けている点が特徴。登壇した日本IBMの北城恪太郎・最高顧問は「企業サイトは会社の顔でありながら、運用している人の顔は表に見えにくい。重要な役割を担っている仕事だけに、互いの活動を称えながら切磋琢磨してほしい」と担当者の労をねぎらった。

元ソニー会長の出井伸之氏(クオンタムリープ代表取締役)も授賞式に駆けつけ、「かつて企業の中では“アングラ”な存在だったWeb担当者も、今後は企業の主流となっていくだろう。あまり大人しくしていないで、どんどん前に出て頑張ってほしい」と話し、出席者らを激励した。