ユニクロは17日、SNS「フェースブック」と連動し、消費者がユニクロ商品を着て撮影した写真を公開・閲覧できる「UNIQLOOKS(ユニクルックス)」(写真上)を開設した。過去、「UNIQLOCK」「UNIQLO CALENDAR」を手がけたProjectorほかが携わった。今後、同サイト上で毎週コンテストを開く予定。3月中旬からはスマートフォン(高機能携帯電話)「iPhone」向けに専用アプリケーションを投入する。同日、都内で開かれたチノパンツやカーゴパンツの新商品発表と共に公開された。
「UNIQLOOKS」は、ユニクロの商品を新作・既存を問わず1点以上着用し、撮影した写真を、一般から広く集めるサイト。写真を投稿するには、あらかじめフェースブックに登録している必要がある。写真は、同サービスの「Like(いいね!)」ボタンをクリックすることで評価でき、「UNIQLOOKS」上では「いいね!」ボタンがクリックされた回数が多い順に掲載順が変わる。ユニクロ商品部分からは、その商品カテゴリーを販売するECサイトへ移動する仕組みも備えた。日本語のほか英、仏、露、韓、中(簡体・繁体)の6言語に対応している。
マスとソーシャルで役割分担
柳井正会長兼社長(写真下)は新サイトをフェースブックと連携させたことについて「6億人が参加するフェースブックは、世界最大のコミュニティーで、そこに店舗を構える感覚」とした。フェースブックは「今後日本でも普及すると見込んでいるし、実名での登録に期待している。匿名のコミュニティーでは、発信する情報に責任が伴わず、本当の意味での『参加』ではない」との考え方を示した。一方、広告媒体の活用については「個人が新聞社や放送局のようにふるまえるインフラが整っている今、個人対個人のアプローチが必要。マス媒体だけではマーケティングは成り立たない。しかし、既存のマスメディアを減らしたり、ゼロにしたりということは考えていない。マスとソーシャルメディアはそれぞれ役割が違う」とした。
「UNIQLOOKS」を担当するグローバルコミュニケーション部の松沼礼リーダーは、過去の事例を踏まえて「コンテンツの人をひきつける力や、人から人へ自然に波及する力から知見を得た。今回の新サイトは、それを受け継ぐものとなる。これまでタレントやモデルしかできなかったことが誰でもできるようになる。結果、ユニクロの服を、実際の消費者はどのように楽しんでいるのかが広まり、彼ら一人ひとりが、ユニクロのファッション・ビジュアルとなる」と紹介した。
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