サイバーエージェント(CA)とディー・エヌ・エー(DeNA)は4日、両社サービスのスマートフォン(多機能携帯電話)向けアドネットワーク事業で、合弁会社を立ち上げると発表した。アドネットワークはCAのブログサービス「Ameba」と、DeNAのゲームサイト「モバゲー」を広告配信先とする。新会社の商号は未定で、5月に営業を開始し、6月に広告配信開始を予定する。出資比率はCAが51%、DeNAが49%。
新会社では、2011年末までに月間広告配信数100億回、2012年5月までに年商30億円を目指す。CAでAmebaの広告部門の責任者を務めた小池政秀氏が社長を務める。当初は10人程度の体制だが、1年後をめどに50人規模まで拡大する計画。広告営業、商品開発に加えて、エンジニアも組み入れる。
CAは昨年12月、スマートフォンのブラウザーに対応した「Ameba」に加え、「iPhone」とグーグル製OS(基本ソフト)「アンドロイド」搭載携帯端末用の「Ameba」アプリケーションに広告配信する「AmeAD」を立ち上げていた。新会社のアドネットワークは「AmeAD」と「モバゲー」への広告配信を統合させたもの。
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