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電通、日本ユニシス、MITメディア・ラボ、「空気が読めるコンピュータ」の実現に向けたプロジェクト第三弾を開始

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『サーシャとプレゼント探し』コモンセンスとソーシャルメディアを活用し、贈るものを一緒に考えてくれるサイト

サーシャとプレゼント探し
 ※画像をクリックするとサイトが表示されます

株式会社電通と日本ユニシス株式会社とMIT (米国マサチューセッツ工科大学)メディア・ラボ(*)は協働で、「空気が読めるコンピュータ」の実現に向けたプロジェクト第三弾として、5月17日から「サーシャとプレゼント探し」のサイトをオープンいたします。

* MIT(米国マサチューセッツ工科大学)メディア・ラボ
ニコラス・ネグロポンテ博士とマサチューセッツ工科大学の学長であったジェロム・ウィズナーにより設立された研究機関。主に、人間の能力の最も基本的な部分を大きく変化させる、日常生活に関わる分野の新規技術に焦点を当てた研究活動を行っています。

「空気が読めるコンピュータをつくろう」プロジェクト

ナージャとなぞなぞ
 ※画像をクリックするとサイトが表示されます

2010年9月24日にスタートさせた「空気が読めるコンピュータをつくろう」プロジェクト(URL:http://omcs.jp)では、わたしたち人間がコミュニケーションを図るときの前提として共有している常識的な背景知識や感覚(以下 コモンセンス)を活用することで、ゆくゆくは「適切な時に適切な知識・言葉を使える、人間のように空気の読めるコンピュータ」の実現を目指しています。

今回リリースする「サーシャとプレゼント探し」(URL:http://sasha.nadya.jp)は、第一弾「ナージャとなぞなぞ」(連想ゲームを通じて参加者からコモンセンスを収集するサイト、URL:http://nadya.jp)と第二弾「Poi bot(ポイボット)」(ひとり一人の特徴を踏まえて、その人らしい呟きを自動生成するロボットサイト、URL:http://poibot.jp)に続く第三弾となります。


 ※画像をクリックするとサイトが表示されます。

このサイトでは、参加者とのネット上での対話を通して、サーシャというキャラクターがプレゼントを検討する際のアイディア出しを手伝ってくれます。サーシャが考え出すプレゼント案は完璧ではありませんが、参加者のフィードバックを得ながらプレゼントとして相応しいものを順次学習していきます。サイト自体が学習し成長する自己成長型の仕組みとなっているため、サイトのキャラクターには今後の成長が楽しみな子供をキャラクターとして採用しています。

プレゼントの候補は、世の中で人気のあるモノの最新データや、プレゼントを贈りたい相手のソーシャルメディア上でのプロフィールや発言に基づく解析データ、さらに第一弾と第二弾で得られた20万点を超えるコモンセンス・データが有機的に活用されながら選定されていきます。

例えば、猫好きの相手に、猫そのものをプレゼントするのではなく、猫をキーワードに「猫は暖かいところが好き」といったコモンセンスや、相手のプロフィールや過去の発言が反映されることで、暖かくなれるものを助言するなど、「人間らしさ」をもった応対ができるようになります。また、紹介されたプレゼントは、EC(ネット通販などのサイト)などのページへのリンクも用意され、そのまま購入することも可能です。

このプロジェクト第三弾が順調に進展すると、「空気が読めるコンピュータ」とソーシャルメディアを用いて、広告を含む幅広いコミュニケーション手法や消費者の生活とリンクしたECや顧客の文脈を理解したリアル店舗での接客のあり方などの次世代モデルの開発が可能となり、将来的には多様な企業に本格導入していただけるものと考えております。