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【メタフェイズ独自調査】Facebookにおける企業の公式ページの活用状況に関する調査

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株式会社メタフェイズは、従業員数100名以上の企業で自社Webサイトの制作・管理・運用・決裁に関わる20歳以上の男女を対象に『【第1回 Facebook実態調査】Facebookにおける企業の公式ページの活用状況に関する調査』を実施しました。Facebook内の企業公式ページはどれぐらい活用されているのか、どのような位置づけで使われているのか、調査しました。

調査概要

  • 調査名:【第1回 Facebook実態調査】Facebookにおける企業の公式ページの活用状況に関する調査
  • 調査方法:インターネットリサーチ
  • 調査対象者:従業員数100名以上の企業で、自社Webサイトの制作・管理・運用・決裁に関わる20歳以上の男女
  • 調査時期:2011年5月25日~5月30日
  • 有効回答数:300サンプル
  • 回答者分布
    [性別]男性 229サンプル(76.3%) 女性 71サンプル(23.7%)
    [年齢]20歳~29歳 31サンプル(10.3%) 30歳~39歳 95サンプル(31.7%) 40歳~49歳 104サンプル(34.7%) 50歳~59歳 60サンプル(20.0%) 60歳以上 10サンプル(3.3%)
  • 調査機関:アンとケイト(株式会社ボーダーズ)

映画の大ヒットなどで、日本でも利用者数が増加しているFacebook。新たなWebマーケティング手法としても注目されているFacebookにおいて、企業の公式ページはどのぐらい開設しているのか、どのように活用されているのか、調査してみました。

調査の詳細はこちらから:http://www.metaphase.co.jp/press/2011/0602.php

調査結果概要(一部抜粋)

Q1: あなたの会社は、Facebook内で企業公式ページを開設していますか

facebook1
  • 開設している 55名(18.3%)
  • 開設していない 234名(78.0%)
  • わからない 11名(3.7%)

「開設している」と答えたのは全体の2割に届かず、「開設していない」が78.0%という結果になりました。まだFacebookページを活用している企業は多くないことがわかりました。

Q2: あなたの会社は、Facebook内の企業公式ページ開設に何を期待しましたか(最大2つまで)

(Q1:で開設していると回答した方への質問)

  • 社商品・サービスの売上向上 35名(63.6%)
  • お問い合わせ数の増加 13名(23.6%)
  • 自社サイト外での話題づくり 13名(23.6%)
  • 自社(企業名・商品・サービス)の認知度の向上 21名(38.2%)
  • 他の媒体にかける広告宣伝費の削減 4名(7.3%)
  • ユーザーとの交流 8名(14.5%)
  • 特に気にしなかった 2名(3.6%)

「開設している」と回答した人に、何を期待して公式ページを開設したのか聞いてみたところ、「自社商品・サービスの売上向上」が63.6%と最も多く、次いで「自社(企業名・商品・サービス)の認知度の向上」が38.2%という結果になりました。SNSであるFacebookですが、「ユーザーとの交流」と回答した人はわずか14.5%と少なく、ユーザーとのコミュニケーションよりも、売上向上や認知度向上に重きを置く意図が伺えました。

Q3: あなたの会社は、Facebook内の企業公式ページをどんな位置づけで利用していますか(最大2つまで)

(Q1で「開設している」と答えた人のみ)

  • プロモーションの一環として 39名(70.9%)
  • 自社サイトへの導線として 25名(45.5%)
  • 自社サイトでは実現不可能なWebサービスを提供する媒体として  7名(12.7%)
  • ユーザーとの交流を主としたコミュニティサイトとして 10名(18.2%)
  • 特に気にしていない 1名(1.8%)

Q4: あなたの会社は、Facebook内で企業公式ページを開設しどんな効果がありましたか。(最大2つまで)

(Q1:で開設していると回答した方への質問)

  • 自社商品・サービスの売上があがった 20名(36.4%)
  • お問い合わせ数が増えた 21名(38.2%)
  • 自社(企業名・商品・サービス)の認知度があがった 22名(40.0%)
  • 他の媒体にかける広告宣伝費が削減できた 7名(12.7%)
  • ユーザーとの交流ができた 10名(18.2%)
  • 効果はなかった 4名(7.3%)

何らかの効果があった人が、全体の9割を占める結果となりました。しかし、企業公式ページにどんな期待をしていたかという問いと比較してみたところ、「自社商品・サービスの売上向上」を目的にしていた人が63.6%だったのに比べ、実際に効果を実感できた人は36.4%にとどまりました。このことから、Facebookに対する期待値と実際の効果に差があることが伺えました。

Q5: あなたの会社は、今後Facebook内の企業公式ページを開設したいと思っていますか

(Q1で「開設していない」と答えた人のみ)

  • 開設する予定がある 15名(6.4%)
  • はっきり決まっていないが、開設したいと思う 58名(24.8%)
  • 今のところ考えていない 148名(63.2%)
  • 開設したくない 13名(5.6%)

現状まだFacebook内で企業公式ページをもっていない人のうち、3割以上が「開設する予定がある」「はっきり決まっていないが、開設したいと思う」と答えました。現状公式ページを開設している人と合わせると、全体の4割以上の人がFacebook内の公式ページ開設に前向きであるという結果になり、多くの企業がFacebookを有効活用したいと考えていることがわかりました。

あなたが、Facebook内の自社企業公式ページを活用する上で、参考にしたいと思う他社の企業公式ページは、どこの会社のものですか(自由回答)

(Q1で「開設している」 Q5 で「開設する予定がある」 「はっきり決まっていないが、開設したいと思う」と答えた人のみ)

  • 特になし・わからない 30名
  • SONY 11名
  • TOYOTA 9名
  • ソフトバンク 7名
  • コカ・コーラ 4名
  • パナソニック 4名
  • HONDA 3名
  • 日立 3名
  • NEC 3名
  • その他 (楽天・ユニクロ・無印良品・スターバックス・サントリー・グーグル等)

他社のページを参考にしている人の中では、SONYやTOYOTAなど、グローバル企業のFacebookページを参考にしている人が多数を占める結果となりました。Facebookはもともと、アメリカやヨーロッパなど海外で流行となったSNSなだけに、海外ユーザーにすでに受け入れられている企業のFacebookページを参考に、日本でのFacebookページの活用方法を模索しているのかもしれません。

まとめ

今回の調査ではFacebook内の企業公式ページの活用状況に関する調査を行ってみました。結果から、Facebook内の企業公式ページを活用している企業はまだ少ないものの、全体の約4割が企業公式ページに前向きな回答をしました。2008年に本格的に日本に参入したサービスながら、わずか3年でここまで拡大していることを考えると、今後もその市場に参入する企業は増加していくのではないでしょうか。

アメリカでは多数の企業がFacebookを有効に活用し、多くのユーザーを抱え成功しています。海外ですでにユーザーを多く囲っている企業の手法を参考に、より日本市場に適した方法を模索していくことで、ユーザーに支持される公式ページが増え、今後さらに企業公式ページが拡大していくのかもしれません。

問い合わせ先
今回この調査を行った株式会社メタフェイズでは、WebサイトやFacebook内の公式ページの制作をお手伝いしております。Webマーケティングや、Facebookに関するご相談も承っておりますので、お気軽にご連絡ください。
URL:https://www.metaphase.co.jp/contact/

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