メール受信設定のご確認をお願いいたします。

AdverTimes.からのメールを受信できていない場合は、
下記から受信設定の確認方法をご覧いただけます。

×

タッパーウェアが水の大切さと節水ノウハウをPR

share

イベントに出演したゲストの3人。左から、環境カウンセラーの大和田順子氏、ファッションモデルの冨永愛氏、 料理研究家の寺田真二郎氏


会場はスクール形式ではなく、円卓に着席する形式。 円卓中央に置かれた同社商品に触れ、試しやすい演出となっていた。


メディア向けにふるまわれた料理。 タッパーウェア製品に入っており、食べ終えた後の容器は持ち帰ることができた。

保存容器・調理器具メーカーの日本タッパーウェアは8月1日、日本が定める「水の日」にちなんで、水や節水の大切さを考えるメディア向けイベントをシャングリ・ラ ホテル東京にて開催した。

日本の「水の日」は、8月の水の需要の高まりにあわせ、水資源の有限性・重要性をあらためて考える日として1977年に制定された記念日。グローバルでは、世界の「水の日」である3月22日に各国でメディア向けイベントを開催してきたが、日本タッパーウェアとしては「水の日」にまつわる初めてのイベントとなった。

これまでも、主婦層に向けて自社製品を用いた節水のアイデアやレシピを提供してきた同社。今回のイベントは、同社の知識やノウハウをより多くの人に活用してほしいとの思いから実施に至った。ゲストを招いたトークショーや、自社商品を使ったレシピの調理実演などを通して、日常生活の中で誰もができる節水・省エネへの取り組みを提案した。

トークショーには、環境カウンセラーの大和田順子氏、ファッションモデルの冨永愛氏、料理研究家の寺田真二郎氏が登場。大和田氏をモデレーターに、世界・日本の水利用の現状や、水資源を有効活用する方法について登壇者が意見を交わした。

冨永氏は、国際協力NGOジョイセフの活動で目の当たりにしたアフリカの水事情や、一児の母として家庭で実践している節水への取り組みなどについて紹介。寺田氏は、節水・節電が求められる今夏、旬の夏野菜が含む水分をうまく利用すれば料理に使用する水の量を抑えられることや、洗い物を極力増やさないようボール1個で作る料理を考案していることなどを話した。

また、寺田氏は会場内の特設キッチンで、タッパーウェア製品を使った調理を実演。使用する水の量を最小限に抑えると同時に、省エネや時短も実現するレシピを紹介した。

商品に触れて試せる会場設計で自社商品も効果的にPR

会場の演出にもこだわり、スクール形式ではなく、円卓に着席する形式とした。円卓の中央には、寺田氏の調理実演でも使用した、電気を使わず、手動で素早くみじん切りができる調理器具を置き、メディアが自由に試すことができるよう配慮した。

来場したメディアには、タッパーウェア製品に入ったホテル特製の料理がふるまわれ、食べ終わった後の容器は持ち帰り可能とした。商品に実際に触れ、試すことができる演出とすることで、自社商品への理解向上・ブランディングにつなげた。

今回のようなPRイベントの実施は、同社にとって3年ぶりだったが、料理、生活情報誌を中心に、教育新聞や環境関連メディアなど多数のメディアが来場した。「今までこういったイベントをあまり開催してこなかったが、今後は、年に1~2回は実施していく予定」(同社広報担当者)。

イベントは、同社が今年開始したプロジェクト「Saving with Tupperware ~節約、私たちにできること」の一環として実施された。3月11日の東日本大震災発生以降、生活者の省資源・省エネへの意識が一層高まる中、自社の知識やノウハウを社会により広く発信していくことを目的に展開している。

今後、全国各地の販売代理店で節水・省エネ・時短レシピのデモンストレーションを行うなど、展開を拡大していく予定だ。