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トヨタエスティマハイブリッド、ライブの電力をチャージ Def Techの歌声で仙台の高校生を応援

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エスティマハイブリッドから電源ケーブルをつなぎ、ライブが行われた。
写真はステージ準備の様子。

トヨタ自動車は9月3日と4日、仙台市内の高校の文化祭で開かれたアーティストライブに協力し、使用電源の一部を同社のハイブリッドカー「エスティマハイブリッド」からの自家発電で供給した。東日本大震災の被災地にエールを送る狙いで、ライブには2人組アーティストDef Techがボランティアで出演した。

ハイブリッドカーで、唯一家庭用電源100V/1500Wのコンセントを搭載しているエスティマハイブリッドならではの試みとしてトヨタが実施したもの。被災地では震災後の停電期間、非常用電源としてエスティマから電力を供給して携帯電話や炊飯器を使うことができた被災者が多数いたという。「トヨタには、感謝状も届いていました。それを聞いて、エスティマとして何かすべきではないかと考えました」とプロジェクトを提案した電通 ソーシャルデザインエンジンの並河進氏。

エスティマを「未来をつくっていく車」と位置づけるトヨタでは、「Charge the Future プロジェクト」に“電力をチャージする”という意味だけでなく、“未来に向かって進もうとしている人たちの情熱、未来をつくっていく子供たちの創造力を応援したい”という願い を込める。

高校文化祭ライブだけでなく、9月下旬には被災地の子どもたちへの星空教室を開催するほか、10月以降も被災地の情報をつなぐ情報レンジャーを走らせたり、復興を盛り上げるイベントに電源を供給していく予定。

 

9月3日、東北学院榴ケ岡高校から高校文化祭ライブはスタートした。同校の文化祭のテーマは「縁」。生徒や先生の手形と
メッセージを集めた横断幕には、Def Techメンバーもメッセージを書き込んだ。

「クルマで発電&蓄電するという価値を、エスティマハイブリッドは10年前から提案していました。だからこそ、エスティマはその先、『クルマに何ができる?』を考えていきたい」(トヨタマーケティングジャパン マーケティング局 片岡史憲氏)。

 

9月4日には、震災で3人の生徒が亡くなった聖和学園文化祭へ。体育館で行われたライブのアンコールには同学園の
吹奏楽部が出演し、「上を向いて歩こう」を演奏した。エスティマハイブリッドはDJブースや照明など、ライブのために
必要な最低限の電源を提供した。