株式会社ヨシダヤ(以下 ヨシダヤ)は、年賀状でデザイナーの活動を支援するウェブサイト『HiKKAi(ヒッカイ)』を11月1日に公開しました。
『HiKKAi』について
『HiKKAi』にはすでに160人以上のデザイナーが参加しており、300点以上の年賀状デザイン作品が公開されています。デザイナーは、自身がデザインした画像をHiKKAiにアップロードして販売できるとともに、自身のデザインを広く世間に公表する機会を得られます。デザイナーが創作したデザインを利用する利用者は、ウェブサイトで作品を編集し年賀状やその他のポストカードを簡単に作ることができます。
年賀状デザインは、2012年1月15日までご利用いただけます。
『HiKKAi』の特徴
- 年賀状の販売額の一部(最大7割)をデザイナーが受け取ります。
- デザインの利用者は0円以上の金額を入力し、支払う金額を自分で決めることができます。
- デザイナーは、ウェブサイトで自身のデザイナーとしての活動内容や作品への思い、今後の活動予定などを説明し、賛同してくれる有料購入者を募ります。
- それ以外にも、デザイナーはSNSなどを活用し、『HiKKAi』に掲載された自身の作品をPRすることで販売促進ができます。
『HiKKAi』誕生の背景
デジタル化によりミュージシャンやクリエーターは報酬を得ることが難しくなっています。著作権や意匠権により権利が守られるべき著作物であっても、デジタルデータは簡単にコピーできたり、メールで送ることができる場合が多く、著作物1点1点の価値がないがしろにされている側面があります。
そこで、『HiKKAi』では、デザイン作品そのものを販売すると同時に、背後にある著作者の活動や作品に込めた思いをアピールすることで、著作物1点にのみ料金を支払うのではなく、著作者一人一人の創作活動全体に対して対価を支払う、というコンセプトで始まりました。
おりしもSNSが活況となったことで、無名なデザイナーでも大勢のユーザーに対してアクセスするチャンスが増え、デザイン作品の利用に対して決済できるプラットフォームが必要とされていました。
もともとモーツアルトのような音楽家の活動も、蓄音機が発明されるまでは生の演奏でしか稼ぐことができなかったはずですが、それを支えたのはパトロンと呼ばれる貴族達でした。彼らのような貴族達の支援により中世から近世における数多くの芸術が開花しました。
この現代版として始まった『HiKKAi』は、少額決済や大勢の目に触れる機会の増加というITの進歩により、小額によるパトロン(マイクロパトロン)が可能になりました。
また、年賀状は国民的行事ということで、普段はデザイナーやアートに興味が無いユーザーにまで、広く大勢に対してアピールできる絶好の機会となっています。
デザイナーからは『このようなウェブサービスがどんどん広まって欲しい』など、賛同の声が数多く上がっており、今後さらに大勢のデザイナーやクリエーターの参加を見込んでいます。
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