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「フード・アクション・ニッポン アワード2011」大賞は卒業生の就農率45%の私立農業高校

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食料自給率向上に寄与する事業者・団体等の優れた取り組みを表彰する「フード・アクション・ニッポン アワード2011」の表彰式が14日行われ、大賞には三重県の全寮制農業高校「学校法人 愛農学園農業高等学校」が選ばれた。同賞は、食料自給率向上に向けた国民運動「フード・アクション・ニッポン」の一環として創設され、開催は今年で3回目。

大賞、各最優秀賞

大賞のほか、4部門の最優秀賞には、プロダクト部門にエースコック(大阪府)、製造・流通・システム部門にセブン・ミールサービス(東京都)、コミュニケーション・啓発部門に和田浦くじら食文化研究会 おかみさんの会(千葉県)、研究開発・新技術部門に東洋海洋大学(東京都)がそれぞれ決定した。

大賞を受賞した愛農学園は、農業後継者の育成を目的に1963年に設立された日本で唯一の私立農業高校。これまでに送り出した1000人あまりの卒業生のうち、45%がそれぞれの地元で就農し、次世代の農業の担い手となっている。また14年前からは月に1回、校内で生産した農作物を中心に地場食材を利用した料理教室を開催し、国産食材の魅力の啓発にも寄与しているほか、東日本大震災に際しては、同学園のネットワークを活かし、移住先を探す被災者のために農地や空き地探しの支援を行っている。

また、本年は「食べて応援しよう!賞」を新設。東日本大震災被災地の食と農の復興に寄与した活動として、東の食の会やモスフードサービスなどの取り組み10件を表彰した。

主な受賞者一覧

主な受賞者一覧