「東北を菓子屋から元気に!」。東北6県に拠点、あるいは工場を置く菓子メーカー6社による商品「みちのく州」が、1月11日に発売となる。
これは2011年6月に活動を開始した「東北6県菓子創造共同事業」によるもので、コンセプトは「お菓子で東北を元気に」、キャッチフレーズは「東北はひとつ」。
青森県の菓子メーカー「ラグノオささき」の呼びかけにより始まったプロジェクトだ。「かねてから互いに地域に根ざした菓子屋として親しく交流があり、震災後のお見舞いで連絡しあった際、みんなでなにかやろうという話になりました。発起人であるラグノオささき社主・佐々木周平の意見に賛同していただき、6社が参加することになったのです」(同事務局)。
参加した企業は、青森県・ラグノオささき、秋田県・くらた、岩手県・グランバー釜石工場、宮城県・壽三色最中本舗、山形県・杵屋本店、福島県・柏屋の6社。事務局は、ラグノオささきが務める。各社とも震災による影響を受けているが、現在は平常通り営業している。
開始当初から各社トップや開発担当者らが集まり、商品企画から開発、試食、販売企画やパッケージデザインの決定など、何度も会議を重ねた。その結果、各企業の特徴と地域性を活かした6品のオリジナル菓子が完成したのである。
商品は同じデザインのパッケージに収められ、6種類の菓子商品の詰め合わせとして発売される。発売は東北エリアにある6企業の店舗とオンラインショップ(釜石ラスク工房以外)で。また、東京エリアではJR大塚駅にある東京柏屋と1月11~13日に池袋西武で開催される「Yahoo!ショッピング お取り寄せグルメまつり」に出店するラグノオの店舗にて。売上金の一部は被災地に届ける予定だ。
発売にあたり、東北6県菓子創造共同事業では「東北の魅力を感じてもらい、東北が元気であることを伝えたい」という思いから、1月10日に東京で商品発表の記者会見を開催する。当日は各社企業のトップが参加し、各商品の説明のみならず、東北からのメッセージを発信する。
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