震災から1年 – 地域メディアにスポットを当てた特番相次ぐ

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東日本大震災発生から1年を迎えるにあたり、災害状況やライフラインなど地元密着の情報を伝え続けた地域メディアの奮闘をレポートした特番がテレビ・ラジオで相次いで放送される。自らも被災しながら情報発信を続けた地域メディアの役割があらためて見直されるきっかけになりそうだ。

宮城県東部の石巻市、東松島市、牡鹿郡女川町を発行エリアとしている地域紙「石巻日日新聞(いしのまきひびしんぶん)」は、1912年創刊の夕刊紙。震災で印刷設備が一部浸水したほか、輪転機も稼働できない状況になり、新聞発行が危ぶまれた。しかし同紙の記者たちは最前線で取材を続け、紙をペンを使って手書きの壁新聞を作成、避難所などに掲出して、一日も休むことなく地元の人々への情報発信を続けた。記者たちのそうした活動をまとめた書籍「6枚の壁新聞 石巻日日新聞・東日本大震災後7日間の記録」(角川SSC新書)がテレビドラマ化、同名のドキュメンタリー番組として3月6日夜9時、日本テレビ系で放送される。

また、震災からちょうど一年を迎える11日には、全国16のラジオ局が、特別番組「日常が失われた日~3.11被災地メディアの戦い」を放送する。文化放送報道部の記者が、河北新報社など被災地の記者たちを取材。刻々と変わる被災地の状況の中で報道を続けた地域メディアには、何ができて、何ができなかったのか。そして地域メディアは、これからどうあるべきなのかをレポートする内容だ。放送局は、文化放送、ラジオ福島、北日本放送、福井放送、静岡放送、KBS京都、ラジオ大阪、山陰放送、山口放送、四国放送、南海放送、長崎放送、大分放送、熊本放送、ラジオ沖縄を予定している。


震災直後はラジオ報道に聴き入り、家族との連絡にはツイッターを活用し、テレビで報道で被災地の惨状を目の当たりにする……震災は、新旧さまざまなメディアの重要性や役割について改めて見直す機会にもなりました。宣伝会議3月1日号の特集「震災後の生活者心理と宣伝活動」でも、震災を経て、いま一度その重要性が再認識された地域メディアの役割についてスポットを当てています。



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