6月は、フェリーニの「甘い生活」を上映。5月26日から渋谷シアター・イメージフォーラムの「ジョン・カサヴェテス レトロスペクティヴ」で上映される 「こわれゆく女」復元ニュープリント版も、グッチとThe Film Foundationの支援により復元された。 Courtesy of （c）Cineteca di Bologna/Reporters Associati

グッチは、6月2日よりグッチ銀座6階に「シネマ ヴィジョナリーズ」を開設。6月よりイタリアを代表するフェデリコ・フェリーニ監督の「甘い生活」を皮切りに、毎月異なる作品を12月1日まで上映する。

同社ではマーティン・スコセッシ監督が創設したThe Film Foundationのフィルム修復・保存プログラムに2006年より支援をしており、5月18日にカンヌ国際映画祭で上映される復元版の「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」を含め、これまでに7本の名画の修復が完了している。

損傷・劣化しやすいフィルムを修復そして保存し、後世に名画を伝えていくというグッチの修復支援活動の意義を知ってもらうためには、復元された作品を鑑賞してもらうことが最もふさわしいと考え、今回「シネマ ヴィジョナリーズ」の開設に至った。継続的に作品を鑑賞できるシネマルームを設けているのは、現時点では日本のみの試みだ。

「シネマ ヴィジョナリーズ」はグッチ銀座6階で、毎週水・土・日の午後1時から上映する。入場料は無料だが、完全予約制。予約方法はグッチジャパンオフィシャルFacebookを参照のこと。7月にはルキノ・ヴィスコンティ監督の「山猫」の上映を予定している。