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朝日広告賞受賞作品決定 作品の“視線”を評価

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セールス・オンデマンド〈アイロボット社が開発したロボット掃除機『ルンバ』〉 3点シリーズ 前田彩


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エルメス〈クリスマスキャンペーン〉8点シリーズ企画/エルメスジャポン 制作/Publicis EtNous

2011年度朝日広告賞の受賞作品が11日、決定した。広告主の課題に基づく作品を一般公募した「一般公募の部」では、ロボット掃除機「ルンバ」の課題で作品を制作した電通の前田彩さんが、最高賞である朝日広告賞を受賞。ペットのような存在でもあるルンバの視線の低さを、横長のデザインで表現した同作品は、新聞5段見開きという着想と、そのスペースの使い方が高く評価された。前田さんは「自分の中ですごく大きな賞。仕事にも生かして新しい提案が出来るよう、ステップアップしていきたい」と受賞の喜びを語った。

広告主が公募した「広告主参加の部」では、エルメスジャポンの作品が朝日広告賞に選ばれた。

今回で60回目を迎えた朝日広告賞は、今年3月31日に朝日新聞夕刊に、広告主74社の全課題が出そろった全面広告が掲載。出品作品は一般公募の部が1429点、広告主参加の部が353点だった。

13人の審査員によって審査が行われた一般公募の部では、総評として「コピーだけで突き抜けているような作品はなかなか探せなかった」などコピーに力のある作品を期待する声や、「30段の応募作品がとても多いが、30段の必然性を感じさせる作品は少ない」といった声が多く聞かれた。

各賞の受賞結果は以下の通り。

<一般公募の部>

朝日広告賞

(賞状、賞金200万円と記念品)1点

  • セールス・オンデマンドの課題〈「アイロボット社が開発したロボット掃除機「ルンバ」〉作品3点シリーズ
    前田彩

準朝日広告賞

(各賞状、賞金50万円と記念品)2点=掲載は得点順、以下同じ

  • 大日本除虫菊の課題〈キンチョール〉
    今井祐介、佐藤舞葉、辻本浩太郎、八野田翔の合作
  • 大日本除虫菊の課題〈キンチョール〉
    中山智裕、大西英也、青松正芳

梶祐輔記念賞

(賞状、賞金50万円と記念品)1点

  • 角川グループパブリッシングの課題〈発見!角川文庫〉
    鈴木悠平、小野勇樹、味村真一

入選

(各賞状、賞金10万円と記念品)10点

  • セールス・オンデマンドの課題〈「アイロボット社が開発したロボット掃除機「ルンバ」〉
    山口広輝、武山範洋
  • ジェイティービーの課題〈100年企業JTBグループが掲げる「感動のそばに、いつも。」〉4点シリーズ
    宇野元基、竹上淳志、矢木重治
  • 新潮社の課題〈新潮文庫〉
    小林智拡、東克美、中村光男
  • 旭化成の課題〈サランラップ〉2点シリーズ
    北本浩之、山本麗貴、青木猛
  • 旭化成の課題〈サランラップ〉
    川田琢磨、岸田麻里、高木カヨ、小川直之
  • 日本航空の課題〈企業広告「明日の空へ、日本の翼」〉
    船岡あずさ
  • 小学館の課題〈小学一年生〉
    中川紗佑里、八木澤純
  • トンボ鉛筆の課題〈TOMBOW文具のブランド広告〉2点シリーズ
    竹上淳志、田中幹、矢木重治、藤井佳奈子、森田伸
  • 新潮社の課題〈新潮文庫〉
    相楽賢太郎、田中菜摘、日下部佑太
  • カメヤマの課題〈ローソクの灯りを伴う供養の大切さ〉
    高木俊貴、曽我貴裕

小型広告賞

(各賞状、賞金10万円)2点

  • キッコーマンの課題〈「おいしい記憶をつくりたい。」をテーマにした企業広告〉10点シリーズ
    眞竹広嗣、竹内堅二、林健一
  • 岩波書店の課題〈岩波新書、岩波文庫『日本語 語感の辞典』〉12点シリーズ
    長瀬克樹

審査委員賞

(各賞状、賞金10万円)3点

審査委員賞・写真賞

  • カメヤマの課題〈ローソクの灯りを伴う供養の大切さ〉2点シリーズ
    鈴木優花

審査委員賞・イラストレーション賞

  • チロルチョコの課題〈きなこもち 10周年〉
    伊藤孝成、河野正人、大河原健太

審査委員賞

  • えひめ飲料の課題〈こだわりは、まじめです。〉2点シリーズ
    石原慎典、藤井善樹

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