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UNHCR特使アンジェリーナ・ジョリー初監督作品を日本初公開、「第7回UNHCR難民映画祭」開催

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第7回UNHCR難民映画祭

(C)7th UNHCR Refugee Film Festival

9月29日~10月8日に、東京都内6ヵ所にて「第7回UNHCR難民映画祭」が開催される。

UNHCRとは、国連難民高等弁務官事務所のこと。国連総会によって設立され、1951年に活動を開始した、難民問題の解決を図る唯一の国連機関だ。かつて緒方貞子さんが国連難民高等弁務官を務めていたこともあり、日本とも関わりが深い機関でもある。UNHCR駐日事務所では日本政府と非政府組織(NGOs)、民間セクターとともに、国内外の難民の支援に努めてきたが、日本において難民問題の認知と理解が進んでいないという現状があった。「ドキュメンタリー、フィクションを含め、海外には難民問題をテーマにした良質な映画がたくさんあるが、日本には紹介されていないものも多い。そこで映画をフックに、難民問題に触れてもらい、少しでも多くの人に理解してもらえる機会をつくりたい」(UNHCR)と考え、2006年にスタートしたのが「UNHCR難民映画祭」だ。

第7回を迎えるUNHCR難民映画祭では、『未来を生きる君たちへ』などアカデミー賞受賞作や『ル・アーヴルの靴みがき』、『オロ』などの話題作、そして日本初上映8作品を含めた15作品の上映を予定、会期中には上映作品の監督などのトークショーも行われる。

オープニング作品は、日本初上映となるUNHCR特使アンジェリーナ・ジョリーの初監督作品『イン・ザ・ランド・オブ・ブラッド・アンド・ハニー(仮)』(2013年春日本公開予定)。以前よりUNHCR親善大使として各国を訪問し、人々との対話を重ねてきたアンジェリーナが、ボスニア紛争をテーマに初監督した作品である。紛争後、アンジェリーナは現地を来訪。実際に起こったエピソードが映画の中でも紹介されており、米国公開時に話題を集めた作品でもある。

本映画祭の入場料は無料だが、各会場で寄付を募っている。各回1時間前より会場にて入場整理券の配布、先着順入場となる。上映時間、作品等は公式サイトにて確認のこと。

【上映会場】
青山学院アスタジオ(渋谷区)/セルバンテス文化センター東京(千代田区)/イタリア文化会館(千代田区)/グローバルフェスタJAPAN2012(予定・千代田区)/明治大学駿河台キャンパス(千代田区)/明治大学和泉キャンパス(杉並区)
以上都内6か所

【上映作品】

  • 「イン・ザ・ランド・オブ・ブラッド・アンド・ハニー(仮)」
    (監督:アンジェリーナ・ジョリー アメリカ/2011年/127分/ドラマ)
    ゴールデングローブ賞外国語映画賞ノミネート
  • 「大陸(仮)」
    (監督:エマヌエーレ・クリアレーゼ イタリア、フランス/2011年/88分/ドラマ)
    2011年ヴェネチア国際映画祭 審査員特別賞 
    ※2013年4月、岩波ホールにて公開予定
  • 「ル・アーヴルの靴みがき」
    (監督:アキ・カウリスマキ フィンランド、フランス、ドイツ/2011年/93分/ドラマ)
    2011年カンヌ国際映画祭 国際批評家連盟賞
  • 「未来を生きる君たちへ」
    (監督:スサンネ・ビア デンマーク、スウェーデン/2010年/118分/ドラマ)
    2011年アカデミー賞® 最優秀外国語映画賞
  • 「カラー・オブ・オーシャン」
    (監督:マギー・ペレン スペイン、ドイツ/2011年/95分/ドラマ)
    2011年バヴァリアン映画祭 VBF賞
  • 「トゥーマスト-ギターとカラシニコフの狭間で」
    (監督:ドミニク・マルゴー スイス/2010年/88分/ドキュメンタリー)
    2010年シネマ・フォー・ピース 最優秀ドキュメンタリー賞ノミネート
  • 「スペシャル・フライト」
    (監督:フェルナン・メルガル スイス/2011年/100分/ドキュメンタリー)
    2011年ロカルノ国際映画祭 コンペティション出品
  • 「オロ」
    (監督:岩佐寿弥、音楽:大友良英、絵:下田昌克 日本/2012年/108分/ドキュメンタリー)
  • 「Pray for Japan ~心を一つに~」
    (監督:スチュウ・リービー 日本/2011年/90分/ドキュメンタリー)
  • 「わが愛しのスーダン」
    (監督:タグリド・エルサンフリ スーダン/2011年/93分/ドキュメンタリー)
    2011年ドバイ国際映画祭 正式出品
  • 「ウォー・ウィッチ」
    (監督:キム・グイン カナダ/2012年/87分/ドラマ)
    2012年ベルリン国際映画祭 銀熊賞女優賞
  • 「ラン フォー ライフ ~セルビアのエチオピア人ランナー~」
    (監督:ムラデン・マティチェビッチ セルビア、日本/2010年/90分/ドキュメンタリー)
  • 「ぼくたちは見た ―ガザ・サムニ家の子どもたち―」
    (監督:古居みずえ 日本/2011年/86分/ドキュメンタリー)
  • 「ローズとその家族 ―戦火を生き抜いた一家の軌跡―」
    (監督:べス・ダベポート、エリザベス・マンデル アメリカ/2010年/83分/ドキュメンタリー)
  • 「市民?それとも よそ者?~欧米の移民政策~(仮)/ 前・後編」
    (監督:ジョン・カリナ カナダ、フランス/2011年/52分 x 2/ドキュメンタリー)
    ※NHK BS1「BS世界のドキュメンタリー」(24h~)にて10月8日(月)、9日(火)放送予定