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コラム

since 1963 コピーライターの登竜門!第50回 宣伝会議賞 特設コンテンツ

【宣伝会議賞チャレンジ宣言(2)10月の試練編】「自分のコピーの浅さを思い知らされる。また書き始める。そして焦る」藤田雅和さん(36歳)

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グランプリを目指す16人の挑戦者たちが、応募から結果発表までをつづる「宣伝会議賞チャレンジ宣言!」。第二弾は、「10月の試練」編です。どんなシチュエーションで考えている?応募課題と向き合ってみての感想は?など、宣伝会議賞に実際に取り組みはじめてからのレポートをお届けします。6人目は、香川県在住の藤田雅和さんです。挑戦者16人のプロフィールはこちらから。

仕事を終え、家に帰り、息子を寝かしつけながらコピーを考える日々


藤田さんのプロフィールは
こちらから。

あっという間に10月になった。いや、なってしまった。

9月というのは非常にくせ者で、残暑が続くように見せかけて、急に気温を下げたり、上げたりして僕の体調を崩させる。

そのうえ「暑い、アツい。もう少し涼しくなってから」と先延ばしにしていた仕事を、たっぷり僕に差し出してくれる。
 
そうこうして、ばたばたしている間に、9月はどっかに行ってしまった。

そんな言い訳をしても仕方ないが、正直なところあまりコピーを書き出せてはいない。あれだけ、大見栄を切ってブログにも紹介してもらったにもかかわらずである。

仕事を終え、家に帰り、息子を寝かしつけながらコピーを考える。そして書いてみる。なにかしっくりいかない。どういえば伝わるのか、言葉のアイデアはどこにあるのか。わかってはいるがそんなに簡単には見つからない。

家内が使っている商品がテーマのコピーには、一人の主婦の意見を聞いてみる。なるほど、そんなことを考えているのか。そんな声があるのか。コピーを書いてみる。うーん。そんなことじゃない。自分のコピーの浅さにうんざりする。

行き詰まると自分の好きなコピーを念仏のように唱え始める。また書き始める。そして焦る。

電車藤田

移動中こそ、一人でコピーを考える貴重な時間。

時折キッチンの窓から秋風がすうっと入ってきては、机の上の蚊取り線香の煙がふわっと揺れる。それはまるで僕の心のようだ。

とは言え、残された時間は、あまり無い。どうしようか。

幸い10月は、いくつか出張が重なっている。一人になれる時間は、沢山ある。列車の中、駅の待ち合い、タクシーの中…。旅愁にまかせて、気持ちを切り替えることもできるかもしれない。先日届いた、「宣伝会議」には、各社の誌上オリエンテーションも載っている。何かヒントを探しながら、もう少しいろいろな視点からコピーに取り組んでみたいと思う。


明日は、小橋元樹さん(23歳)の「宣伝会議賞チャレンジ宣言(2)10月の試練編」をお届けします。
挑戦者16人のプロフィールはこちらから。

【宣伝会議賞チャレンジ宣言 藤田雅和さんバックナンバー】

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『宣伝会議賞』
日本最大規模の公募広告賞「宣伝会議賞」は第50回を迎えます。1963年にスタート以来、広告界で活躍する一流のコピーライターのほか、糸井重里さん、林真理子さんといった著名な書き手を輩出してきました。50回目となる今回は50社の協賛企業から課題が出されており、第一線で活躍する100人のクリエイターが応募作品を審査します。課題は9月1日発売『宣伝会議』本誌にて発表、2012年10月31日が締め切りとなります。

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