電通は10月30日、世界の大手企業の地球温暖化対策や温室効果ガス排出量の開示について評価する「CDP 2012」で83ポイントを獲得し広告会社で世界一となった。広告会社のスコアとしてはWPPグループ(81 ポイント)、イージスグループ(79ポイント)、オムニコムグループ(55 ポイント)が続いた。
CDP2012はイギリスの非営利組織「カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト」が公表したもので、企業の低炭素社会への対応力を評価する世界共通の格付指標。スコアは気候変動関連のリスクと機会への理解・開示の広さ・頻度・妥当性、またそのデータについて第三者機関による検証を受けているかが判断基準とされている。
電通では石井直社長を議長とする「環境戦略会議」を設置。気候変動防止への取り組みとその内容についての開示を積極的に行ってきた結果、前年比で9ポイント上回る結果となった。
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