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2012年度TCCホール・オブ・フェイムは、糸井重里氏に決定

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糸井重里氏


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11月22日より順次店頭発売の「コピー年鑑2012」にも「2012年度TCCホール・オブ・フェイム」として、糸井氏のこれまでの仕事の一部が紹介される。


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東京コピーライターズクラブ(会長:仲畑貴志 以下TCC)は、2012年度TCCホール・オブ・フェイムとして糸井重里氏を選出したことを発表した。

今年で10年目を迎えるTCCホール・オブ・フェイムは、その名の通り「コピーライターの名誉殿堂」。広告コピーのクオリティと社会的評価を高めるうえで、顕著な功績を残された先達を称え、その偉大な業績を後世に伝えるために、2003年から制定された顕彰制度。殿堂入りに推挙する選考基準は、(1)優れた広告表現 (2)社会的な業績 (3)組織(TCC)に対する貢献の3点である。これまでに、土屋耕一、開高健、梶祐輔、西尾忠久、片岡俊郎、山口瞳氏ら、19名が“殿堂入り”となっている。

本年度の選考理由について、選考委員会の朝倉勇氏は「本質をつかみ、言葉と思想が自然体で溶け合った糸井氏のメッセージは、終始新鮮で、驚きと共に心に届きます。その言葉はつねに時代の価値観を切り開き、手垢のついた生活意識を洗う力をもっていました。また、社会的な現場に分け入り、人間的・人道的な思想を示す姿は、行動する語り部をイメージさせます。TCCのみならず、日本社会を目覚めさせる創造性ある言葉は、私たちに多くを考えさせ、希望の光になっていると思います」と述べている。

糸井氏は1975年にトーメンアパレルの「このジャンパーの良さがわからないなんて、とうさん、あんたは不幸な人だ!」でTCC新人賞受賞。西武百貨店の「不思議、大好き。」「おいしい生活。」のキャッチフレーズや「糸井重里の萬流コピー塾」(文藝春秋)の連載などで80年代のコピーライター・ブームの火付け役となり、後進へ多大な影響を与えた。現在は東京糸井重里事務所社長、「ほぼ日刊イトイ新聞」主宰として、ゲーム、ソーシャルメディアなど、さまざまなジャンルへ興味と活動の範囲を広げ続けている。

ホール・オブ・フェイム顕彰式は11月16日にTCC賞授賞式と併せて執り行われる。