広告会社や新聞社、放送局の幹部など約1000人が参加するイベント「第61回全日本広告連盟青森大会」が15日、青森市のリンクステーションホール青森で開かれる。全日本広告連盟(全広連)による毎年恒例のイベントで、全広連に加盟する東京、大阪、愛知など全国37の地域広告協会の会員社らが集結する。大手広告主の宣伝担当役員・部長らによるシンポジウムや記念講演、各賞表彰のほか、全広連の創立60周年を記念した記念プロジェクトも盛り込まれる。
特別シンポジウムに登壇するのはトヨタマーケティングジャパンの河本二郎取締役副社長、サントリービジネスエキスパートの久保田和昌常務取締役宣伝・デザイン本部長、味の素の島崎紘而広告部制作企画グループ長、資生堂のズナイデン房子・ブランド企画部長、大和ハウス工業の山本誠・取締役常務執行役員。それぞれのプレゼンテーションの後、田中洋・中央大学ビジネススクール教授の司会でパネルディスカッションを行う。記念講演には、ベストセラー「聞く力」の著者、阿川佐和子さんが登壇する。
全広連鈴木三郎助大賞・地域賞の表彰のほか、「日本宣伝賞」を全広連が引き継いで今回からリニューアルした「第1回全広連日本宣伝賞」の表彰が行われる。
全広連大会は、全広連加盟の37協会の中から持ち回りで開催地が決まる。青森での開催は初めて。東北での開催は2002年の岩手大会以来11年ぶり。2010年に東北新幹線が全線開通し、青森へのアクセスが改善された一方、翌年の東日本大震災の影響を受けた地域でもある。来年は名古屋で開かれることが決まっている。
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