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コラム

2013年、ソーシャルウェブの歩き方

ウェブにおいてプロモーションは花火、サービスは盆栽

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Sumallyのようなまだまだ小さなサービスですら、開発部門でエンジニア4人、デザイナー2人、アナリスト2人の、計8人体制で日々それを繰り返しており、これがGoogleやFacebook、Amazonや楽天になってくると100倍、ないしはそれ以上の規模になってくるわけです。常にそのチューニングを続けることで現在の規模まで成長できているのであり、企業がブランディングのために作ったサービスで、これほどのリソースを(Sumally程度であっても)継続的にかけられるというケースは、ほぼありません。

好きなモノを通じて人とつながるSNS「Sumally」。2011年9月ローンチ、現在登録ユーザー数約16万人、月間約2000万PV。自分が持っているモノや欲しいモノの写真を登録したり、またほかのユーザーのアイテムを見て、自分も持っているものには「have」、欲しいと思ったモノには「want」のアクションをとり、自分のセンスをシェアして楽しむソーシャルサービス。

企業やメディアがこういったサービスを立ち上げる事例も増加、この境界線は日に日に緩やかになっていて、5月下旬に公開されたユーザーが動画を編集・アップロードできるホンダのiPhoneアプリ「ROAD MOVIES」や、7月1日に公開されたハースト婦人画報社の京都ガイド「きょうとあす 」など、サービスの域にどう食い込んでくるのか、今後も興味深くチェックしたいと思っています。

それがプロモーションであってもウェブサービスに取り組むにしても、目的と方法論をしっかりと認識しておかないと、風車に臨むドンキホーテになりがちです。とはいえウェブサービスの場合は、風車を乗り越えていってしまえたりするのも、また醍醐味だったりもするわけで、Sumallyも日々がんばっています。

こうやって書いていると、自分の頭の中のいい整理になるなぁと感じながら、次回は今回のテーマの延長線上で「オウンドメディアとプラットホームの違い」について書いてみたいと思います。長文ここまで読んでくださった方、どうもありがとうございます。

ではまた2週間後に!

【山本憲資「2013年、ソーシャルウェブの歩き方」】次回は7月24日更新です。