前回の記事「
広告“枠”買いから、広告“コンテンツ”買いへ
」では、メディアの数が限られていた時代には楽しめるコンテンツも、また限られていたため、ユーザー側にコンテンツを見たいという強い欲求があり、コンテンツを見るために強制的に広告を見てもらえる環境があった。
そこで広告とコンテンツが別物でも効果が出たのだけれど、メディアの数も無料で楽しめるコンテンツも莫大に増えた今の時代には、コンテンツと広告を一体化して、シェアしてもらった方が自然だという話をしました。
では、どのようにコンテンツと広告を一体化させるのか。今回は具体的に、その方法をご紹介したいと思いますが、その前にまず前提となる「
これからのメディアに合ったコンテンツの“サイズ”とは何か
」を整理したいと思います。

※PC・スマホでの映像の長さと文章量は、弊社でニュース記事を制作する際の目安です。
かつて映画産業が全盛だった昭和30年頃、テレビは映画関係者から「電気紙芝居」と呼ばれてバカにされていたと聞きます。確かに、映画の基準で言えばチープなコンテンツに見えたわけですが、しかしそのテレビが市民権を得、映画を凌駕するまでの地位を確立していきました。そして時代を見渡せば、コンテンツは上のように、どんどん小さくなっています。
特にスマホのウェブページで表現出来ることはかなり限られるため、高機能なアプリを作るのか、もしくはシンプルな記事を作るのかという両極端の選択を求められます。
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谷口 マサト[LINE 広告事業部 チーフプロデューサー]
谷口 マサト[LINE 広告事業部 チーフプロデューサー]
72年滋賀生まれ。LINE株式会社 広告事業部 チーフプロデューサー。
横浜国立大学の建築学科を卒業後、建築業界には進まず、空手修行のため渡米、主にヌンチャクを学ぶ。空手のテキサス州大会と柔術の大会で優勝した後、帰国するもヌンチャクでは食えず、96年にいち早くネット業界に入る。
制作会社を経て外資系のIT系コンサル会社へ。当時日本で数少ないIA(情報設計)の専門家として、大手コマースサイトのリニューアルを多数担当後、ライブドアへ。現在はLINE株式会社にて、企業とのタイアップ広告企画を担当する。
一方で、運営する個人サイト「chakuwiki/借力」は累計4億2千万PVでベストブログ・オブ・イヤー賞(エンタメ部門)など受賞多数。サイトから発展した『バカ日本地図』などの書籍を宝島社などから6冊出版している。
Blog: http://blog.chakuriki.net/
Facebook: https://www.facebook.com/masato.taniguchi.5
Twitter: http://twitter.com/chakuriki
谷口 マサト[LINE 広告事業部 チーフプロデューサー]
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