博報堂は8月1日、新会社HAKUHODO THE DAYを設立した。代表取締役はエグゼクティブクリエイティブディレクターの佐藤夏生氏。
広告コミュニケーションによる課題解決に留まらず、クライアントの事業成長のブレーンとして、マーケティングをアイデア、クリエイティブで牽引する「リードエージェンシー」を目指す。代表の佐藤氏がこれまで長年CEO、CMOなど経営責任者、企業トップと向き合ってきた経験から、企業の成長に貢献するには、従来型のビジネスコンサルティング的なアプローチだけでなく、一から新しい事業やサービス、プロダクトを生み出すクリエイティビティが不可欠という認識のもと設立した。コンサルティングや広告ビジネスから、メディア・コンテンツ開発、プロダクトや事業の開発まで、従来の広告の枠を超えたアウトプットを生んでいく。
代表の佐藤氏は、96年博報堂入社、マーケティング局でビールや自動車のマーケティングに従事したのち、2000年クリエイティブ局に異動。以降数々のCM、CIデザイン、商品・サービス開発を手がけてきた。最近の主な仕事にメルセデスベンツ「NEXT A-Class」「Mercedes-Benz DRIVING MEMORY」、新潮社 新潮文庫の100冊「ワタシの一行」、カゴメ野菜生活100の商品開発、テレビCM、ほかZoff、大鵬薬品の広告などがある。
本社所在地は東京 赤坂。取締役はエグゼクティブプロデューサーの青山尋紀氏で、ほかアートディレクター、コピーライター、インタラクティブプロデューサー、プランナー、マネジングディレクターなど計9名でスタートする。