ANAホールディングス傘下の格安航空会社(LCC)であるエアアジア・ジャパンは20日、11日1日付で変更となる新社名および新ブランド名を発表した。新社名・新ブランド名は、ともにバニラ・エアとなる。
エアアジア・ジャパンは、ANAホールディングスとマレーシアのLCC大手であるエア・アジアの合弁会社として発足したLCCで、2012年8月に運航を開始した。今回の名称変更は、両社が6月に資本関係を解消したことに伴って行われるもの。同社はエアアジアに航空機を返却するため、10月26日で運航を休止、バニラ・エアとして12月下旬に運航を再開する予定だ。今後は、成田国際空港を拠点に、国際線に比重を置くとしており、運賃は大手航空会社の半額以下をめざす。
ロゴデザインはバニラの花を型取っており、花びらの広がりは日本とアジア、そして世界を結ぶ同社路線の広がりを表現。ブランドカラーはブルーとイエロー。ブルーは心地良い解放感と空・海を、イエローは華やかさ・楽しさと太陽を表している。
同社代表取締役社長の石井知祥氏は今回の社名・ブランド名の変更について、「バニラは、そのシンプルで洗練された味わいから、世界中の人に親しまれ、愛されている。また香りは、多くの人をリラックスさせ、満ち足りた気分にさせてくれる。そんなバニラのように、バニラ・エアで身近に空の旅を利用いただき、日本、そしてアジアの人々により楽しく、今まで以上に価値ある余暇を過ごしていただきたい」としている。
新たなブランドには「Simple」(すべての乗客に分かりやすく、好みに合わせて自由に選べるサービスを提供)、「Excellent」(身近でありながら、高い品質の運航・サービスを提供)、「New Basic」(旅の移動手段として求められること以上の使いやすさを実現し、新たな旅のベーシックスタイルになる)という3つの思いが込められている。
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