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「あまちゃん」積極活用し、三陸ジオパーク認定目指す

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岩手県は、今月末に日本ジオパークへの認定が期待される「三陸ジオパーク」の発信強化のため、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」を活用したPRに乗り出す。27日開会の県議会9月定例会に提案する2013年度一般会計補正予算案に、当初予算から537万円を増額した「三陸ジオパーク推進費」を計上する。

PRはマップと動画作成の2本柱で、今年度内に完成させる予定。青森県八戸市から宮城県気仙沼市まで16市町村などで構成する三陸ジオパーク推進協議会では、あまちゃんのドラマ内で登場した久慈エリアの場所について解説した特製マップ「じぇじぇじぇ!久慈エリア・ジオマップ」パネルを制作し、あまちゃんのロケ地である久慈市の小袖海岸に設置するなど、これまでもドラマを活用したPRに積極的に乗り出してきた。

ジオパークは、ユネスコの支援によって2004年に設立された組織「世界ジオパークスネットワーク」が認定する自然公園。地質・地形が貴重な地域を対象に認定されるもので、現在日本には、日本ジオパーク委員会が認定した25地域のジオパークが存在する。

三陸ジオパークが認定されると、東北では男鹿半島大潟(秋田県)などに続く5カ所目。南北300キロメートル、約6千平方キロメートルに及ぶ国内最大のジオパークとなるという。見どころとなるジオサイトは浄土ケ浜(岩手県宮古市)や種差海岸(青森県八戸市)など48カ所。津波の被害とそこからの復興のシンボルともなる高田松原の一本松(岩手県陸前高田市)なども含む。