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社会貢献型商品は、どこまで消費者の心をつかむことができるのか(1)

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日本でも高まる社会貢献型消費への関心

従来、コーズ・マーケティングやエシカル消費への関心は欧米と比べて日本では低いとされてきたが、2011年の3.11東日本大震災関連の応援消費などを経て、日本でも社会貢献型消費の裾野が広がっている。

宣伝会議主催の11月6日の「最新コーズマーケティングセミナー~社会貢献型マーケティングで生活者の消費行動を動かす~」は、定員を大幅に上回る参加申し込みがあり、関心の高さをうかがわせる。

社会貢献型消費への関心の高まりの理由として、商品力のあるヒット商品が生まれてきていることもあげられる。代表例としては、産地の農家を大事にするオーガニック・コットンを扱う池内タオルがあげられる。同社がその年にとれたコットンだけを使い、化学薬品を一切使用せずに生産する「コットン・ヌーボー」は、発売と同時に完売してしまうほどの人気ぶりとなっている。

ほかにも、途上国の生産者を支援しながら、デザイン性でも評価されているフェアトレードのピープル・ツリー、チチカカ、マザーハウスといったブランドが消費者の支持を得ており、エシカルな価値はもちろん、商品力でも評価されている点が特徴だ。

≫次ページに続く 「日本の森林のオフセット・クレジットをつけたエコ商品が続々登場」